ちょっと、昨日の話の関連になりますが。
以前、スピリチュアルや精神世界の学びで、
あなたは、そのままで完全なのです。
という言葉を、頻繁に聞きました。
それが本当だったら、どんなに素晴らしいことだろう・・・

と思いましたけれど、
とても信じられませんでした。
私が、スピリチュアルや精神世界を学んでいたのは、
色々理由はあるけれど、
その一つは、この人生を改善させるため、でした。
なんかおかしい・・・、なんか苦しい・・・
何か間違っているんじゃないか?

そんな思いから、スピリチュアルや精神世界にすがってましたね。
若いころは、自己啓発や自己実現といった言葉がはやり始めたころでした。
仕事を通して、理想の自分になる!
そんなふうに考えていました。
でも、それが上手くいかなくなってきて、
これはヤバい・・・と。
そんな頃に出会ったのが、スピリチュアルや精神世界でした。
最初は、ポジティブシンキングとか、
そんな、いわば対処療法的なことばかりで。
「あなたは完全だ」
ってのも、単なる励まし以上のものではありませんでした。
でも、徐々に、学べば学ぶほど奥は深くて、
表面的なことでは済まないことが分かってきました。
より、内面を探ることの必要性を痛感するようになりました。
そうすると、自分の人生が、
まるで、かごの中のモルモットのように感じられてきたんですね。
毎日毎日が、ただ、意味のないことを、漫然と繰り返しているだけ・・・
そう思いました。
仕事にしたって、子供のママゴトと同じレベルにしか感じられない。
自分の価値観を疑うようになりました。
ただ、それを認めるのが怖かったんですね。
だから、気が付かないフリをしていました。
でも、ある時点で、認めたんです。
何の意味もないよ。
この世界には、何の意味もない。
これは、私の中では、とても大きいことでした。
楽になったんです。

そして、
あなたは、そのままで完全なのです
という言葉への抵抗が、少しずつ薄れていくようになりました。
何の意味もない世界で、なすべきことは何もない。
だから、やり残したこともないし、
後悔することもない。