
5日目の朝。
朝はけっこう冷え込みました。近くの池からも湯気が。

この日も4時半に起床し、朝の味噌汁の後撤収。
夜中から朝まで、散発的にパン!パン!という音がしていましたが、
考えてみると、クマよけなのでしょうね。
たしかに、出てきてもおかしくないかも。(笑)

さて、この日は撤収後、すぐ近くの公園の炊事場で、リンゴの朝食。
もちろん地元産。
食べ終わって、さあ出発です。
国道342号から、広域農道を北上します。

さすがに、周囲はリンゴ畑がおおく、このように赤くなったりんごがたくさん。

ちょっとした丘からは、横手盆地と鳥海山が。
ススキもイイ感じです。
国道107号にぶつかると、ガソリン給油のため横手市街地へ一旦進み、
給油後に引き返して、国道107号平和街道を岩手県県境へ。
ということは、この旅で6回目の奥羽山脈越えです。

国道107号は、あまり峠道らしくない道で、比較的平坦。

御覧のように、直線道路もあります。
巣郷峠で岩手県に入ります。
湯田温泉を過ぎると、錦秋湖沿いの道となります。

この湖はダム湖ですが、ダムの点検で水を抜いているらしく、ちょっと変わった光景が広がっていました。


湖に沈んだ昔の構築物がチラホラ。
ちょっと、北海道の糠平湖を思い出しました。
淡々とした国道107号は、大型車もそこそこ多く、全体的にまったりとした感じ。(笑)
そして平地に抜けると、県道37号に入って南下。
暫く走って、県道122号で山に向かいます。

それまでの淡々とした道から、一気に変化します。

そして、一気に深い森の中に入り、道は細く。

終点にあったのはこちら!夏油温泉~。
江戸時代には、東の大関に格付けされていたほどだとか。
早朝から走っていると、すっかり体が冷え切るので、温泉に入りたくなるのです。
しかし、ここに到着したのは午前9時だったのですが、日帰り入浴は午前10時から、と書いてある。
駄目もとで聞いてみたら、あっさりイイですよ、との返事。
平日で、ほとんどお客さんもいなかったからでしょうか。
ここは、5つの露天風呂があって、それぞれ泉質が異なるという場所で、
しかも川沿いの露天風呂なのです。
料金を払うと、早速露天風呂をはしごしました。

まず、真湯に入って、次に大湯。

こんな感じで、渓流沿いにあります。

こちらが大湯の入り口。
これらの露天風呂、実はほとんどが混浴なのです。
この大湯も、入口は別ですが、中では一緒。
しかし、早朝時間帯のため、どれも私の貸し切り状態でした~。
もう一つ、川っぺりのオープンな露天風呂(北海道の鹿の湯みたいな感じ)に入って、
最後は内湯で〆ておしまい。
ほんとに、どれも泉質が違って、硫黄分の強いものから、鉄分ガンガンのものまで、様々。
そして、どれも源泉かけ流し。
実は、この夏油温泉、昨年行きたかったのですが行けずじまいで、
ずっと心残りだったのです。
来れてホントに良かった~。

(つづく)