またまた賀曽利さんの本です。
今度は、2000年に韓国をバイクで旅した記録です。
全然知らなかったのですが、韓国にバイクを持ち込むことは法律で禁止されているそうです。
(今現在はどうなのか未確認)
なので、賀曽利さんは、これまでも韓国ツーリングを検討したことがあったものの、
断念してきたのだとか。
それが、今回は、雑誌の取材の一環でということで特別に許可をもらって実現したのだそう。
下関から釜山までフェリーで渡り、あっという間に韓国へ。
釜山から時計回りに海岸沿いをぐるっと一周して、再び釜山へ戻るコースです。
面白いなと思ったのは、韓国の岬は、全く有名じゃないってこと。
日本だと、最西端、最南端、最東端などに位置する岬は、必ずといって良いほど観光化されてますよね。
それが韓国だと、全く観光化されてなくて、それどころか岬の名前もついてない。
なので、賀曽利さんは岬を探すのに苦労したようです。
実は、韓国が特別なのではなく、日本を除く世界各国だと、そんな感じらしいです。
岬に拘る日本が特別なのですね。
そもそも岬という字は、崎に御を付けたものが語源で、神聖な場所という意味があるそうです。
外国では、岬に相当する単語が無いところも多いらしいです。
賀曽利さんも文中で言っていますが、韓国に立ったということは、ユーラシア大陸に立ったということで、
このまま北上して、北朝鮮、中国を経由していけば、ヨーロッパまで走れるわけです。
早く、世界が平和になって、気軽に韓国にバイクで渡り、そのままヨーロッパへ旅が出来たら、
なんて素敵なんだろう!と思いますね。