R9号線は、さすがに幹線道路なので車が多い。
淡々と走ります。
福知山市街地を通過。福知山城が遠くに見えます。
・・・しかし、眠い!
お昼御飯のあとの、淡々とした走行は、激しく眠くなる!
どこか芝生の公園などあればよいのですが、なかなか良い場所がない。
そこで、ええい!と飛び込んだのが北近畿タンゴ鉄道の駅。

下天津という無人駅です。
ちょうど谷間にある駅で、高架の駅。

向こうはトンネル。ローカル線の雰囲気が漂っていて、いい感じ~。

時刻表もシンプル~。
・・・で、別に駅を見学しに来たんじゃなくて、お昼寝でした。(笑)
高架下のベンチにゴロンと横になると、そのまま吸い込まれるように~

15分ほど過ぎた頃でしょうか。
ガラガラガラ・・・というディーゼル音で目が覚めました。列車が駅を出発するところでした。
目覚めはバッチリ!
さあ出発!
R9号からR175号へ入り、R176号へ。

途中、与謝峠を越えます。

目指すは、天の橋立!

岩橋を経由して天の橋立の北側を通過・・・
しかし、観光客の多さに、止まるのはパスして、そのままスルー~(笑)
実は、昔、天の橋立はツーリングの際に立ち寄ったことがあったので、
絶対にまた見たいという気持ちは無かったのですよね。

人が少なかったら・・・という思いもありましたが、ウジャウジャいる観光客を見たら、すぐに諦めました。
そのままR178号を北上します。
ほんとうの狙いは、丹後半島。
ここは未踏の地でしたので、ぜひ!ということに。

バイク集団の後ろにくっついて、シーサイドラインを快走♪
午後3時も過ぎましたし、この先にお店があるか確証も無かったので、伊根という町のスーパーで買い出し。
買い出しを終わって街の中を走っていると、「伊根の舟屋」という看板をよく見かけました。
ん~なんだろう?と思って走ってみると、

こんな感じで、狭い道の両側に、昔懐かしい感じの木造家屋が並びます。
そして分かりました!
この木造家屋は海の際に建てられていて、1階が船着き場、2階から上が住居というものです。
そういえば、舟屋って以前、テレビで紹介されてましたね!
この伊根は、その舟屋で有名な場所だったのです。

こんな感じで、海に沿って家が並びます。
そして舟屋の里伊根、という道の駅がありましたので、そちらへGO!

おぉ、素晴らしい眺め!

1階が船のガレージみたいになってます。

ほんと、どこの家も同じですね。こんなに、みんな船を持っているんでしょうか!?

伊根湾をめぐる遊覧船も。
しかし、若狭湾の中とは言え、こんなに海ギリギリに家があって、嵐の時は大丈夫なんだろうか?
と思っちゃいますよね。そうとう頑丈に作ってあるのでしょうか。
伊根を後にし、次に向かったのは経ヶ岬。
半島と言えば、やっぱり先端まで行ってみたい。
丹後半島の先端の経ヶ岬へ。

ここまで来ると、若狭湾から抜けて、日本海に突き出していますので、
海沿いの山の雰囲気も少し変わります。
木々が少し斜めになっている場所もあり、風が強いことをうかがわせます。
岬の駐車場につくと、展望台まで徒歩15分。

こんな山道です。
穴のあいたブーツで歩くのは辛い。(笑)

途中、海が見えます。
透明度が高いですね!

途中、出会った蛇さん。

蛇嫌いの方、スミマセン~。

立派な灯台も見えます。
そして、展望台に到着!

こちらは岬から西の方角、丹後松島と呼ばれる一帯が見えます。
残念ながら、この頃には雲が厚くなってきて、視界も落ちてきていましたが、

なるほど、丹後松島と呼ばれるだけあって、松島の雰囲気を感じさせます。
岬を後にして、海沿いのR178号を西へ。
それまでの山岳道路から、平地に変わってきます。
途中、前の車があまりに遅いので、一旦停車。


たまたまそこは、ビューポイントだったようです。
この岩の名前・・・なんだったっけ?

再び走りだすと、前方に赤いランプが!
(もしやネズミ捕り!?)

と思ったら、事故でした。
軽自動車が路肩でひっくり返ってます。ただ車はそれほど変形していなかったので、大丈夫そう。
そのままR178号を走り、京丹後の「はしうど荘」に立ち寄って、温泉タイム!

ツーリングマップルに「絶景露天風呂」と紹介されていたので、楽しみ~
が、露天風呂からの眺めは、期待が大きすぎたためか、いまいち・・・。
「絶景」は、ちとオーバーか。。。
でも、前日はお風呂に入っていませんでしたので、ここで綺麗さっぱり!
買い出しも終わっているし、お風呂も終了で、後は寝床を探すのみ。
今夜は雨の予報なので、海沿いの砂地で良い場所を探します。
砂地だとテントへの浸水が防げるからです。
が、なかなか「ここだ!」という場所がなく、暫くはあっち行ったり、こっち行ったり・・・
結局、夕方6時半に、とある海岸にようやく決定。

プライベートビーチみたいです。(笑)

背後は、こんな感じ。
夏は海水浴場になるので、トイレがありますが、このトイレは使用禁止。
奥は、ホテルのようです。

この辺りの砂浜は、鳴き砂で有名らしく、実際に歩いてみると・・・
キュキュキュ・・・
と確かに音が聞こえます。

さっそく、隅っこにテントを張りまして、

日本海を目の前にした絶好のロケーションで、
夕陽を見ながら乾杯!
を予定していたのですが・・・
分厚い雲がたれこめ、全く見えず。
チラッと夕焼けの赤い空だけでも・・・という期待もあったのですが、全くのゼロでした。

ということで、遠くに見える漁火を見て楽しみながら、
乾杯!


つまみは、伊根で買った「さばへしこ」です。

地元の名産らしく、どんなもんだか買ってみました。
地元で獲れたサバをヌカに漬けたもののようです。
(ノルウェー産サバって書いてありますが・・・)
・・・が、一口食べてみた感想は、激しょっぱい!!

とても食べられませんでした・・・。
でも、結局、寝るまでの間、雨に降られることも無く、
外で潮風にあたりながら晩御飯を食べ、また夜8時過ぎに就寝となりました。
(つづく)