2012.07.20
(道内5日目)
バタバタ・・・と風の音で目が覚めました。
寒い!カイロを二つ入れていますが、それでも寒い。
手元の簡易寒暖計だとテントの中で12度ぐらい。
でも、もう3時半。いつもの起床時間です。
テントの外をのぞくと、相変わらずのどんより曇り空。

でも雨が降っていないのが、何よりの救い。
曇り空でも、視界は悪くなかったので、暫く早朝のお散歩タイムです。

なんか、適当に撮影していますが・・・。

雰囲気は伝わるでしょうか?


こういう寂しい感じもまた、いいもんですね。

行ったことはありませんが、スコットランドってこんな感じなのかなぁ。

広いサイトに、テント二つ。。。


朝ごはんを食べた後は、いつもの撤収作業。
だんだん要領が良くなってきますね。

昨日と同様、また荷物を遠く離れた駐車場まで運びます。
寒いのでよい運動になりますね。
駐車場に行くと、私のバイクの隣にキャンピングカーが止まっていました。

バイクに荷物を積んでいると、キャンピングカーの窓が開き、
おじさんがジッとこちらを見ています。

軽く会釈をして荷物をまとめていたら、おじさんから話しかけられました。
おじさんは、奥さんと一緒にキャンピングカーで北海道を旅しているそうです。
しかも、北海道が好きで数年前に北海道に移住したのだそう。
こうやって、機会を見ては道内を旅行しているそうです。
う、羨ましい・・・。

ところで、温泉の話になったとき、一冊の雑誌を見せてくれました。
北海道内で発行されている旅雑誌で、
なんと道内の有名温泉の無料クーポンがついているのです。
なんと、
もうこの雑誌要らないから、あげるよ!
だって。。。う、嬉しい・・・。
有名どころの温泉なんで、1回500円以上しますからね。
しかも道内の何十箇所の温泉が対象ですから。
こりゃお得です。
(ただし期限が短いので注意)
ありがたく雑誌をいただき、6時前に開陽台を出発!

開陽台から直線道路に入り、今度は西に向かいます。
この辺りの直線道路は、北海道らしくて大好きです。

天気はどんよりでしたが、やっぱりいいですね。

ところで、まず向かったのは、温泉!

なんつったって、寒かったですから、やっぱり温泉でしょう!
目的地は、養老牛にあるからまつの湯。
川原にある無料の露天風呂です。
昔行った事があるのですが、今回のガイドブックに載ってなかったので、
もしかして無くなった!?という不安もありました。
(でもツーリングマップルには載ってた)
養老牛温泉を過ぎると、道がダートに。

18年前と変わってないや!いまだにダートなのね。
ダートと言っても道幅が広いのでオンロードバイクでも大丈夫。
しかし、18年前の記憶は、ここから先が無い。
どうやってからまつの湯に行くのか、全く覚えていません。
看板が無いか注意深く探しますが、これといって看板が無い。
ツーリングマップルが正しい事を祈りながら、
恐らくここだろうという枝道に入ります。
すると、見覚えのある川と橋が見えてきました。

あった~!

川原にある湯船が見えます。

脱衣所も昔のままだぁ。

これぞ天然の露天風呂!
誰もいないので、貸切状態です♪
これが源泉。

当然、贅沢なかけ流しです。
湯加減も最高!


脱衣所にあった寒暖計は、ごらんのとおり13度。

冷えた体に温泉のぬくもりが染み渡る~。
思わず笑みがこぼれますね。

暑くなったら川の水で足を冷やしたりもできます。

そういえば、18年前は、カミさんと一緒に来たんですけど、
カミさんと一緒にお風呂に入ったら、
一度出ようとしていたライダー兄ちゃんが喜んでまた入りなおしてたっけ。(笑)
「一緒に入っていいですか!!」って言いながら。

その勢いに、駄目って言えなかったです。(笑)
ところで、からまつの湯への枝道の分岐点は、こんな感じ。

他の枝道よりも広いのと、他の枝道は進入禁止の柵があったので、
見分けはつくと思います。
からまつの湯を出発し、道道150へ出ます。

養老牛の「牛」の字が見えました!

道道150を北に向かうと、裏摩周です。
以前何度も行きましたが、今回はパス。天気も悪いですしね。
道道885の直線道路をひた走り、国道243号に合流。

この景色は、なんか覚えてるなぁ。懐かしい~。
国道を弟子屈方面に走ります。
前にも後ろにも、自衛隊車両が目立ちます。
これも、北海道ならではという感じですね。
8:00に弟子屈市街地の道の駅「摩周温泉」に到着。

足湯もあったのですが、まだ時間が早くてお掃除中でした。
ところで、この日は旭川方面まで行くつもりでした。
天気予報から、これ以上道東の天気の回復が見込めず、
道東を諦めて、天気の良い旭川方面に一気に移動しようと考えたのです。
ここから西に、阿寒湖方面に行く考えもあったのですが、
そのルートは過去に何度も走っており、新鮮味にかけるなぁと。(笑)
そこで、少し寄り道ではありますが、
美幌に抜けて、北見を通って旭川方面を目指すことにしました。
再び国道243号を走り、前日通ったばかりの屈斜路湖半を通過し、

美幌峠へ。
しかし、それまで曇り空ながらも雨は降っていなかったのですが、
峠に差し掛かるにつれて、本格的な雨になってきました。

せっかくなので、美幌峠からの眺めを見ておこうとパーキングにバイクを停め、
峠を歩いたものの、深い霧で屈斜路湖はほとんど見えず。(涙)


以前も、霧の美幌峠だったこと、あったっけなぁ~。

屈斜路湖が、薄ら見えるだけでも良かった。

パーキングを早々に走り出し、峠を美幌方面に下っていきます。
が、雨は全く止まず、降り続けます。

雨が降ると、車載カメラも使えないので、写真が極端に減ります。(笑)
ということで、しばらく文字のみ。

美幌から国道39号に入り北見へ。
昔、カミさんのヘルメットのバイザーが汚れで見えなくなって、
新しいバイザーを買いに、北見のバイク屋さんを探したことがあったっけなぁ。
なぜ、バイザーが汚れたかと言うと、水弾き剤をバイザーに塗ってみたら、うまく濡れなくて、
バイザーがギラギラになっちゃったんですね。(笑)
北見を通過して、留辺蕊を通過。
ここで国道39号から、国道242号に入ります。
そのまま国道39号を走れば旭川なのですが、途中にある層雲峡は何度も行ってるし、
丸瀬布から無料高速道路に乗れるので、遠回りに見えても、
時間的にはあまり変わらないか、もしくは早いかも?という期待があって、丸瀬布経由にしたのです。

国道333号に合流する頃になると、ようやく雨も止み、空も明るくなってきました。

ルート333の標識。なんか縁起がいいです!

丸瀬布は、昔一度だけ来た事がありますが、
その時に見たたくさんの材木がこのときもたくさんあって、
変わってないなぁ~と思いました。
ただ、その時には無かった立派な高速道路が出来ていて、
今回はそちらのルートを選びました。
この高速道路は旭川まで繋がっていますが、旭川までの区間は無料開放中という、なんともお得な道路です。

片側一車線ですが、車も少ないので快適!
この辺りから急速に晴れ間が広がってきて、
空気も暖かくなってきました。

と思ったら、急速に晴れ間が広がり、御覧の通り!わぉっ♪

途中の白滝PAで休憩。トイレ以外はほとんど何もないですが、無料区間ですから~。
そういえば、昔、この近くの白滝高原キャンプ場に泊まったことがありましたね。
そこには無料で使える五右衛門風呂もあって、よかったな~。

再び走りだします。ほんと、嘘のような快晴。
愛別ICで高速道路を降り、愛別市街地を経由して、道道101へ入ります。

愛別湖を過ぎ、峠を越え、

士別市に入りました。
この辺りは天塩川の源流になります。道北では天塩川の下流を見ていましたが、
こんな遠くから流れているのですね。
そして到着したのは、岩尾内湖です。
岩尾内湖のほとりにある、白樺キャンプ場が、今日の目的地。

芝生に白樺林。しかも、そこにバイク乗りいれOK!!

向こうはキャンプ場の管理棟です。
素晴らしいロケーションのキャンプ場でしょ?
でも、なんとこのキャンプ場は、無料なのです…


バイクの傍にテントを張って、湿気たシュラフなどを干しました。
周りに5~6組のテントがありましたが、敷地が広いので、近くには誰もいません。
管理棟には、コインシャワーとコインランドリーがあるとのことで、行ってみました。

コインシャワーはこんな感じ。
でも、10分間で300円という表示を見て…やめました。
だって、300円って高くない?
それからコインランドリーも高かった(たしか乾燥器が300円で30分?)ので、断念。
まぁ、キャンプ場自体が無料ですからね。

岩尾内湖です。これは天塩川のダム湖です。

日が傾いてきて、いい感じ。
白樺林が雰囲気よいですね~。

晩御飯は、ノンアルコールビールに、フキの煮もの。
こういうのが食べたくなります~。
それから、隣の雑誌。これが朝、開陽台で貰った温泉クーポンの付いた雑誌です。
HOというのですね~。

陽が落ちた直後です。
青とオレンジと、雲に写ったピンクがいいですね~。
さて、いよいよ明日はお楽しみの一つ、美瑛&富良野です♪
このままよい天気が続きますように。
ということで、明日に備えて、また8時前に就寝となりました。
(つづく)