今日は、せせらぎの泥の堆積状況を確認してみました。
確認したのは、せせらぎの下流域。
由木めぐみ野公園に隣接する区間です。
まず、最下流部。

ここは、自由池に繋がる通路下の穴の手前です。
このように流路に凹みはほとんどなく、平坦に砂が溜まっています。

これを掘っていくと、10cm前後で色の違う土と、丸い石が出てきました。
恐らくここが当初の川底だと思います。

写真では分かりづらいですが、若干色が違う(上の層は黒っぽく、下の層は黄土色っぽい)
層が下にあります。
また下の層に辺りには、大きめの丸い石がゴロゴロでてきます。
もう少し上流側に移動。

ここもだいたい同じような感じです。
下の層が見えます。

私の人差し指の真ん中より少しつけ根ぐらいの深さ。
結構、泥が溜まっていますね。

ところどころ、こんな耐水シートがむき出しの部分がありました。
漏水の原因になるので、耐水シートには注意が必要です。

魚巣ブロックです。完全に埋もれて、穴が見えません。
泥の上に草が生えてますね。

川底に、こんな穴が空いてました。
おそらくザリガニの穴なのでしょうが、かなり深いです。
ザリガニは、こうやって穴を開けまくるので、漏水等の原因になるようですね。
耐水シートだけは穴を開けないでほしいなぁ。。。

ここは児童公園裏の魚巣ブロックです。
試しに、ここを掘ってみることにしました。

かなり泥が溜まってます。掘り出した泥は、こんな山になりました。

ある程度掘り出したら、こんな感じになりました。
中を覗くと・・・


まだ、結構泥が溜まってますね~。

奥がかなり深くて、なかなか難しい作業でした。
それから、この魚巣ブロックには、以前見つけた漏水の疑いのあるポイントがありました。
魚巣ブロックと隣の石の間に穴が開き、そこに水が落ち込んでいるのを以前発見したのです。
ただ、その時は本当に水がせせらぎの外に出てしまっているのか、
それとも伏流水となって下流からせせらぎにもどっているのか、よくわかりませんでした。
そこで、今日は完全に水が枯れていることもあり、
バケツに水を汲んで、実験してみました。
穴に水を注ぎます。

しかし、待てど暮らせど、下流のどこからも水が出てこない。

うーん、これはせせらぎの外に漏水しているかも。。。
ということで、この穴を土で塞いでおきました。
この後も、しばらく様子をみたいと思います。