紀伊半島ツーリング(4) | タケシのありのまま日記

タケシのありのまま日記

旧名から変更しました。

R311を少し走って、今度は県道62へ。
 
御浜町を縦断し、ついに熊野灘が見える海岸へたどり着きました。国道42号線です。
 
ここは、20年以上前に走ったなぁ。
 
あの時は快晴でしたが、今日は雨。雨
 
海も灰色で荒れています。波
 
 
しかし、この海岸沿いに来ると、一気に雰囲気が変わりますね。
 
それまではコンビニが全くなかったのに、海岸沿いにはやたらとありました。
 
そのまま南下を続け、和歌山県新宮市に入ります。
 
熊野川の橋を渡ります。
 
やっぱり、熊野川はでかい!
 
そして那智勝浦町へ。
 
こんな雨の日は、やっぱり観光です。
 
ということは、那智の滝!
 
那智の滝への道路は、滝から流れる川沿いを登っていくのですが、
 
この川や道路は、大規模な改修工事中でした。
 
恐らく昨年の台風の災害のせいでしょう。
 
あちこち、その爪あとが残っていました。
 
1階が骨組みだけの民家もありました。
 
宮城県山元町で見た、津波被害の状況と似てますね。やっぱり。
 

那智の滝は、山道を登ってすぐのところにありました。イメージ 1
 
その雄大な姿もですが、音も凄い。
 
水量が普通の滝と違います。
 
物凄い量です。
 
 
那智の滝は、飛瀧神社として祭られ
 
ているので、鳥居をくぐって参拝します。
 
目の前で見る滝のスケールは凄い!
 
 
 
イメージ 2
 
 
滝の直下の川も、台風の爪あとでしょうか、
 
大きな岩がゴロゴロしていました。

それにしても、降りしきる雨のなか、撮影す
 
るのは大変です。
 
こういうときは、防水カメラが欲しくなります
 
ねー。
 
 
イメージ 4さらに近くの滝見台があって、
 
有料でしたが・・・珍しくお金を払い、
 
観に行きました。
 
 
その水量の凄さと言ったら!
 
華厳の滝とは、また全然違った
 
荒々しさを感じますね。
 
 
 
 
 
イメージ 5
滝から歩いて10分ほどのところに、
 
熊野那智大社があります。
 
そちらも参拝しました。
 
立派な社殿ですね~。
 
門前街もいい感じの雰囲気です。
 
 
 
 

さて、参拝を終えてバイクを停めていた場所まで戻ってきたら、
 
夕方の4時になってました。
 
そろそろ、本日の寝床を考えなくてはいけません。
 
今日のこの天気じゃ、山も海も荒れ模様。
 
どっちにするか迷いましたが、海にすることにしました。
 
前日が山でしたから。
 
 
那智山を下り、国道42号線を西に向かいます。
 
海となると、狙い目は海水浴場か、海浜公園です。
 
トイレ、水道があって、出来れば前日のように雨風を凌げるところが希望。
 
途中、温泉と素泊り可の看板が見え、
 
ちょっと気持ちが揺らぎました。(笑)
 
雨にたたられ全身びちょびちょな状態だと、汗
 
暖かい温泉と乾いた部屋が、ほんとうに極楽に思えますから。温泉
 
でも、まだ二泊目なので、ここはぐっと我慢。
 
そのまま西に向かいます。
 
 
最初に見つけたのは、湯川海水浴場という、田舎の小さな海水浴場といった感じのところ。
 
何にも無くて、サーファーが2人いるだけの寂しいところだったので、なかなか良さそうだったのですが(笑)
 
遮る物が何も無く、雨宿りできそうな場所もありません。
 
海岸だと、まともに風を受けますから、ちょっとこれは辛い。
 
 
再び国道を西に走ると、今度は大地町に入りました。
 
落合博光記念館と、鯨で有名なところですね。
 
くじら浜公園という公園が海岸沿いにあるようなので、国道から脇道に入ります。
 
公園に近づくと、捕鯨船が展示されていたり、水族館があったり、
 
なかなか立派な感じです。
 
そういえば、最近は環境保護団体の抗議行動など、やってるんでしょうかね。
 
イルカ漁に対する抗議でしたっけ。
 
可愛いイルカが描かれた「ドルフィンなんとか」というダイビングショップを見かけて、
 
イルカを食べちゃうのにドルフィンを名乗るのもどうなの?にひひ
 
と一瞬思いましたが、
 
でも考えてみれば、和牛の名産地でも牛を可愛くモチーフした宣伝なんかやってるので、
 
それと同じだと思うと、別におかしくないですね。(笑)
 
ちなみに私は、できれば動物の肉を食べるのは止めたほうがよい、と思っているので、
 
イルカだからどうだ、とは思いませんが・・・。
 

で、話が逸れましたが、目的地のくじら浜公園に到着したのですが、
 
展望台や東屋がある場所まで、バイクを停めた場所からかなり歩くことが分かりました。
 
なので断念。
 
仕方ないので、もう少し大地町を探索することにしました。
 
そこで走り始めること約200m。
 
海側に立派な建物が見え、ピン!ときました。
 
降りてみると、そこは地図にも載ってない小さい海水浴場になっていて、
 
立派な建物はトイレでした。
 
残念ながら、屋根のある東屋は無かったのですが、
 
海岸の端っこが、うっそうとした森になっており、ちょうど海からの風を遮断する形になっています。
 
うーん、この森の中は、なかなか良さそう♪
 
第一候補、決まり。
 
 
念のためにもう少し探索を続けます。
 
すると、2箇所ほど、感じの良い海岸沿いの公園を見つけました。
 
が、1箇所は近くで工事が行われていて人が多い。イメージ 6
 
もう一箇所はロケーションは抜群で屋根
 
のある東屋もあるのですが、
 
海に突き出た高台の上にあるため、
 
風が物凄く強い!
 
東屋の中にテントを張れても、
 
すぐに吹っ飛ばされそう。
 
(→こちらは、そこからの眺め)
 
なのでこちらも断念。
 
 
やっぱり、最初に見つけた候補が良さそうです。
 
ということで、近くのコンビニで買出しを済ませたあと、
 
第一候補の場所に戻り、もう薄暗くなっていたので、さっさとテント設営を済ませました。
 
イメージ 7
これは、テントを張る地点からの海の眺め。
 
入り江になっていて、比較的波は
 
穏やかです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8
雨なので、テントの上にタープを張り、
 
テントへの直接の雨を防ぎます。
 
周囲に木がたくさんあるので、
 
ロープの固定は楽でした。
 
また、上も木に覆われているので、
 
雨が激しく降らない限り、そんなに雨も
 
落ちてきません。
 
地面は小さめの玉砂利で覆われているので、
イメージ 9
排水も良いし、寝心地もいい♪
 
なかなか快適な場所でした。にひひ
 
 
海側から見ると、こんな感じ。
 
森に囲まれているので、かなり暗いです。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 10
ところで、全身濡れてたのは言うまでも
 
ありませんが、一番困ったのが、
 
財布が濡れてしまったこと。
 
これまでのツーリングでは大丈夫だった
 
のですが、今回の雨は想定外?でした。
 
財布の中のお札は、びちょびちょ。
 
とりあえずバラして乾かしました。
 
 
イメージ 3
 
そのあいだに晩御飯。
 
周りは雨風のゴーッ!という音が響き、
 
雨風が強いので、テントの前室を使っ
 
ての晩御飯です。
 
この日のメニューは、ビールのあと、
 
暖かいカップラーメン(笑)
 
冷えた体に染み渡ります~。
 
 
 
ところで、外からは、雨風の音のほかに、蛙やその他の動物の鳴き声が響きます。
 
ディズニーランドのジャングルクルーズで聞こえてくるような、
 
まさにジャングルっぽい鳴き声で、ワイルド感満点でした。(笑)
 
山にいるカエルとは違いますね~。
 
そん中、やることも無いので夜8時には寝袋にもぐりこみ、就寝。ぐぅぐぅ
 
つづく