バイクネタが長いことなかったので。。。
今年のMOTO-GPは、来月から始まります。
テストもだいぶ行われていますが、
今年の注目は、CRTです。
MOTO-GPもヨーロッパの不況で、参戦チーム数や台数が減ってしまい、
グリッドを埋められない事態となっています。
そこで、今シーズンから登場するのがCRT。
通常は、専用レーシングマシンしか参戦できないのですが、
このCRTの要件を満たせば、一部市販車ベースのマシンで参戦できます。
これで、参戦コストを下げ、参加台数を確保しようとする作戦です。
このCRTが、テストで専用レーシングマシンとどれくらい戦えるか、
ということが注目の的だったわけですが、
だんだん、その厳しい状態が分かってきました。
もともとテストに参加できるCRTチームも限られているのですが、
参加したチームは比較的資金的に余裕のあるチームが多い。
にも関わらず、テストでのタイムは、トップから5秒~8秒落ち。
1周で5秒以上も違うなんて、普通あり得ません。
レース中盤には周回遅れになる可能性が高いです。
同じレースを、違う種類のバイクが混走しているって感じですね。
まぁ、80年代後半のGPでも、同じような状況ではありましたが。。。
でも、専用レーシングマシンを開発できるメーカーは、
今となっては、ホンダ、ヤマハ、ドゥカティの3社になっていて、
ドゥカティも脱落したら、ホンダVSヤマハだけのレースになりかねません。
MOTO-GPの興行主は、それを恐れていて、CRTの方をメインにすることを狙っていると言います。
でも、少なくともホンダは、専用レーシングマシンを辞める気は無い!と断言しているようです。
レースをやる意味がないと。
でも、この先、大きな変化があるかもしれませんね~。
どちらにしても、いろんなバイクが面白いレースをしてくれることを望みます。