今日は、今読んでる「心の声を聞きなさい」および「心の声を聞きなさい2」(リズ・ブルボー)より。
またこの本を読んでますが、何度目でしょう?4~5回は読んでるかもしれません。
その中で、まず「期待」の話が印象に残っています。
人は他人に何かを期待します。そしてその期待が裏切られるたびに、深く傷つきます。
普通、その期待を裏切った相手を責めますが、この本ではそれは良くないと言っています。
人は相手の同意無しで勝手に期待を抱いていることが多いのです。
例えば、これこれをやってあげれば、相手は感謝してこういう反応をしてくれるだろう、という期待。
たいていの場合、こちらが具体的にどのような期待をしているか、相手に伝えることはしていません。にもかかわらず、相手が自分の期待している反応を示さないと、深く失望することがあります。
このような場合は、自分が勝手に期待を抱いているだけで、そんなことは相手に関係はありません。なので、そのことで傷ついたと言われても困ってしまいます。
また、このような期待をしていると相手に伝えたうえで、その期待を裏切られる場合もあります。
その場合は相手が悪いのでしょうか?
どちらの場合も、結局のところ、相手をコントロールしようとしています。
自分の思い通りの反応をするよう、相手を強制しようとしているのです。
人はそれぞれ、自由な反応をする権利があります。それぞれの考え方も違いますし、捉え方も違うので、どのような反応をするかは個人の自由です。
・・・という話ですが、これも思い当たるところがたくさんありますね。
何かを他人に期待する、ということは常にあるといっても良いでしょうね。
こうしてあげれば相手は感謝するに違いない、喜ぶに違いない。
こう言えば、相手は反省して誤るに違いない。
などなど。。。
そして自分の思い通りにならないと、失望感と怒りがこみ上げてきます。
特に子供が自分の思い通りにならないとイラッとします。ハイ。
まさに本で指摘されたとおりですね~。
この本では、「期待」すること自体を誤りだとは言っていません。「期待」する、相手を思い通りにしたいと思う願望は、人が持って生れたものであり、当然のものだと。
ただ、その通りにならなかった時に、相手を非難するのは筋が違う、という事のようです。
まず、自分が「期待」を抱いていることを素直に認め、それを相手に伝えることが大事。
そして、それに対して相手がどう反応するかは相手の自由にさせる、つまり相手を尊重することが大事だと言います。
逆の立場で考えてみると、確かに・・・と思います。
なかなかそれが難しいのですが。
でも、「自由」というテーマは、人間にとってとても大事なものなのだと最近思います。