スピリチュアリティと経済 | タケシのありのまま日記

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旧名から変更しました。

今日はNHKのクローズアップ現代で、スピリチュアルブームについて特集していました。

それによると、ビジネスマンや経営者の間で、スピリチュアルカウンセラーを頼る人が急増しているんだとか。ストレスに悩む中間管理職もそうですが、経営者の中にもスピリチュアリズムの考えを取り入れたビジネスが広がっているのですね。「引き寄せの法則」などのブームも影響しているのかもしれませんね。


ところで、今日読んでいた本「明日の神」(ニール・ドナルド・ウォルシュ)から、印象に残ったお話を紹介したいと思います。

まず、引用から・・・

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もはや経済の目的は、利益を生み出すことではなくなる。富を生み出すこと。
今、地球上で、富とは、所有と力だと定義されている。「古い霊性」はあたながたに地球を統治せよ、と促す。あなたがたはそれを支配することだと解釈した。だから、あなたがたは人々や場所や物を所有し、力を振るうことが資産だと考えた。
このパラダイムによれば、多くのものを所有し、多くの力を持っているほど裕福だということになる。
「新しい霊性」の時代には、富とは所有と力ではなくて、アクセスと幸福だと定義されるだろう。

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「アクセスと幸福」って何でしょう?
例えば、掃除機や洗濯機は便利だが、世界では人々の半数以上はこれを持たずに暮らしています。
世界中の全ての人が、この便利さを享受できたら素晴らしいでしょう。

しかし、掃除機や洗濯機が世界中の全ての人に行き渡るようになるまで、世界中の国が発展するのを待つよりももっと良い方法があります。それは、誰もが洗濯機や掃除機を持つ必要は無い、と考えることです。
近所に住んでいる4家族が共同で一つの掃除機や洗濯機を使えば良いのでは?使っていない間は収納にしまわれているだけじゃないか、ということです。

そこで、余った掃除機や洗濯機を世界中に広めれば、今ある数よりも増やさなくても、全ての人に利用するチャンスが回るでしょう。

「アクセス」とは、所有するのではなく、利用する機会を与えるということです。

「物を賢明に利用すること」でビジネスしている人たちは、このことを良く知っています。
航空会社にお宅の飛行機は毎日どれくらい「遊んでいますか?」と聞くとよく分かります。どの航空会社も、機体を少しでも有効に使うように高度に計画されています。

このように、今の社会は全てのものを「所有」することに拘っています。しかし全ての人が所有することに拘ると、地球上の資源は枯渇し、大量のごみが発生することになります。

・・・というようなお話でした。

自家用車を複数人でシェアするという話を聞きますが、まさにそれですね。

「所有」することに慣れきった私たちには、かなり耳の痛い話ですが、とても納得できるお話でした。