これからシリーズで、自分に影響を与えた本について紹介したいと思います。
元々、本嫌いではなかったものの、あまり本を読むほうではなく、会社勤めしてからは主に仕事上の専門書ばかりでした。
そんな中、かれこれ5年ほど前に出会ったのがこの本です。
「7つの習慣 -成功には原則があった-」
著者:スティーブン・R・コヴィー
出版:キングベアー出版
この本はビジネス書としても有名ですよね。
私も、仕事上の関係でこの本を薦められ読んでみました。
最初読んだときの衝撃はかなり強かったと思います。
7つの習慣が紹介されているわけですが、いきなり1つ目の習慣から「ガーン」という感じでしたね。
何せ、今までこんな本を読んだことが無かったので・・・。
もっとも感銘を受けたのが、最初の原則「主体性を発揮する」でした。
簡単に言うと、「自分が影響を及ぼすことができることには関心を示すが、それ以外のことは考えない」とか、「何か自分の身に降りかかった場合、それにどう反応するかは自分で選択できることだ」ということです。つまり、なにか悪いことが起こっても、それに対して「嫌だな」と思うか「仕方が無い」と思うか「失敗は成功の元!」と明るく思うかは、自分次第、自分がどう反応するか選ぶことが出来るということです。
それから、類似本をもう一つ紹介します。
「ファミリー 7つの習慣 家族実践編(上)」
著者:スティーブン・R・コヴィー
出版:キングベアー出版
これは、先の7つの習慣がビジネス上の成功というスタンスだったのに対して、こちらは家族や人生の成功について7つの習慣を適用してみるという本でした。
これで一番印象に残ったのは次の二つの話です。
「愛とは、愛されることではなく、愛することだ」
「会社では自分の代わりになる人はいくらでもいるが、家庭ではアナタの代わりになる人はいない」
前者は、いつも相手に対して、「~してくれない!」とか「~してあげたのに!」という不満を募らせていることがあった自分にとっては、衝撃的でした。「愛」って、受身じゃだめなんだ、自分が変わらなきゃいけないんだ、ということが分かった一節でした。
後者は、家庭で子供たちにとっての父親の役割が出来るのは世界中で自分しかいない、ということです。
それに対して会社では、人が変わっても会社は何事も無く前に進むことが出来るでしょう。
それまで、会社の中で存在感を出さなきゃ!会社から求められる人にならなきゃ!としか考えて無かった私には、ガツンと来た言葉でした。会社の一員でもあるけど、その前に妻の旦那であり、子供たちの父親である、という当たり前のことがスポッと抜けていた気がします。
この2冊の本が、最初に私に影響を与えた本でした。
しかし、結局はなかなか仕事人間から脱却するのは難しく、日々の忙しさに読み返す時間もない、という状態が長く続いたのですが。。。(^^;