理工系大学研究室ってどんな感じ? | 男子禁制☆ギークな女子部屋

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今日は理工系の研究室の構成と生活についてお話します。

これから理工系に進むひとには参考になればいいし、
理工系じゃない人にはちょっと興味のある世界かなとも思うので…でもないかな。

私は理工系大学をいくつか経験しているので、その経験をもとに書きますが、
大学や学科によって違うところもあるというのをご承知おきください。

あと、逆に文系の研究室ってどうなってるのかなって気になりますね。
学校行かないでいいとか本当なのかなあ。

さて、理工系の研究室、大学によって3年から所属する場合と4年から所属する場合が
あるんですが、まあ、だいたい本格的に研究しはじめるのは4年生からなので、
4年生からとして、構成はこんな感じ。

4年生:10名前後(通称学部生とかB4とか)
修士課程:1学年数名~10名くらいまで(通称M1、M2)
博士課程:0名~?名(通称博士)
助手、研究員等:0名~数名(通称ポスドク)
助教授:0名~1名
准教授:0名~1名
教授:0名~1名

+秘書さん(上限不明)です。
お金があれば秘書さんが雇えます。
秘書さんの仕事は学生の出張経理もしてくれますが、基本的には忙しすぎて

ダブルブッキングをしまくり、
約束を忘れまくり、
書類をどこかにやってしまう

教授の世話をすることです(激務)

研究室構造、(年が)上の方から解説します。

たいていの研究室は教授がトップですが、最近は若い人にもチャンスをということなのか
准教授がトップの研究室も見かけるようになりました。
ただ、その場合は年齢的な問題だけで、ある年数経てば自動的に教授になることが
約束されていると考えていいと思います。

但し、教授と准教授が同じ研究室にいる場合、准教授が自動的に教授になるかというと
それはわかりません。
教授の退官とのタイミング勝負と、教授との人間的な関係に左右されるからです。
いがみあっている場合もあり、この場合、うっかり教授と准教授の争いに巻き込まれると
学生はたいへんな目に遭います。

ともあれ、研究室をもてるのは教授か准教授と覚えておいてください。
教授がいる場合は、教授がトップです。

助教授は大学に雇われていますが、任期がついていることがほとんどで、
但し、任期が終わったら准教授になれるチャンスがあるよ!みたいな
なんだろう、すごく口約束っていうか、結局人間関係とタイミングみたいな感じなんですけど
ポスドクよりは断然安心な立ち位置です。けっこう長くいる可能性も。

ポスドクは大学と契約によって色んな名前があるので、ひっくるめてポスドクと呼ばれています。
ポスト・ドクター、つまり博士を既に取ってる人たちのことです。
契約形態については学生には関係ないので、また別途話すとして、契約期間が切れたら
サヨウナラしないといけない人たちです。
この人たちの人数=研究室がなんぼ金持ってるか、とも言えるかも知れません。
これもまた別トピックなので、ここではスキップ。
ともあれ、このポスドク以上の人たちが外部からは「先生」と呼ばれます。

博士課程の人数は大学によってまちまちです。
外部から来たひと、会社を辞めて来たひともいて、様々な年齢とバックグラウンドを
持っているうえに、何年いるかわからない人もいるのでうっかり博士X年生と言えません。
だからきっと、M1とかM2みたいにD1とかD2とか言わないんですねー。
ぶっちゃけた話、ランクの高い大学ほど人数が多く(そりゃ色んなとこから集まるからね)
ランクの低い大学ほど限りなくゼロに近いです。

修士課程の人数も、概ね、上に書いたのと同じです。
但し、博士に比べて人数は格段に多いです。
どんな研究室でもゼロということはないでしょう。
ランクの高い大学だと、寧ろ学部生が全員修士に上がるのも珍しいことではありません。
そうすると、学部生より修士より上の学生が多くなるという逆ピラミッドになります。
後輩の面倒を見てくれる先輩が増える、ということになるので、
学部生はよりよい環境で研究をできると考えてください(ポジティブに)

学部生の人数は大学によって決まった人数です。
つまり学部生全体の人数を研究室で割った数プラマイ教授のパワーです。
教授パワーが大きいと、余り人数が配分されます。
教授パワーが低いと、余り人数は配分されません。

というわけで、たとえば、100人の学生がいる学科で、10個研究室があれば
学部生は10人ずつ配分されるということになります。
ちょっと多いかな。
私が見てきた限りでは、7~9といったところです。

で、それが大体修士に行くと考え、かつドロップアウトしなければ単純計算で、
学部生+M1+M2で30名になります。
ここに博士と先生たちが加わるので、概ね35名以上が一緒に研究室で過ごすことになります。
修士に行く学生が半分でも、25名以上。

このうち、女子学生の数は2,3名と考えてください。
うっかりしたら1名、あなたひとりです。

研究室では学部生の場合、研究室のトップから研究テーマが割り当てられます。
もちろん学生が希望を言うこともできますが、基本的には教授の一存です。
修士の場合、学部のテーマを発展させてもいいですし、
自分で研究テーマを決めることもできます。
但し、教授の一存があれば、逆らえないと思ってください。

研究テーマが決まったら、関係する論文を読みまくり、ハードウェアを作ったり、ソフトウェアを作ったりして、実験に次ぐ実験、うまい結果が出たら学会発表、大忙しです。

夏休み?盆休みくらいはあります。
冬休み?正月休みくらいはあります。
春休み?うっかり学会をねじ込まれるまえに逃げてください。

つまり、バイト漬けの長いお休みなんて理工学部には存在しません。諦めてください。

その代わり、理工学部をおおいにエンジョイできます。
とんでもなく高い機器を自由に使うことができます。
誰もやらないような実験をやることができます。
えらい先生の前で発表もできます。

ドキドキワクワクの毎日です。
ハラハラもあります。

実験、成功するのかなー、作ったソフト動くのかなー、ハードぶっこわれないかなー、
取材が来るって先生が勝手に決めたけど、当日になるとぜったい動かないのは何でかなー、

そんな学生生活を過ごせるのは理工学部だけ!(多分)
充実していることはお約束します。
合コンとかバイトとかなんかこう日焼けできるはしゃいだ大学生活じゃないけど、
そんなのよりずっと面白いことできます。

実験準備のときは帰れません。
論文の提出間近になると帰れません。
そういや今日ご飯食べたっけ…とか思いながら養生テープを床に貼ってたりするかも知れません。

研究室には通うというより、住む感じになります。
男子学生なんて本当に住んでるやつ、います。
床に寝てるやつ、机に寝てるやつ、います。
研究室にエアマットレスとか寝袋があります。
購買に買いに行くのが面倒くさいからという理由で、お菓子を箱買いするやつもいます。
ここ店か?ってくらいお菓子の箱が並んでいるのを見たことがあります。

みんなで夕ご飯食べに行って、朝日拝んで、みんなで朝ごはんをコンビニに買いに行くこともあります。

私はそんな生活を、青春って感じだなあと思ってましたが、
卒業して女子漫画を読んだらそんな青春、どこにもありませんでした。

そんなどこにもない青春を経験できる貴重な場所が研究室です。

女子の数、少ないのにそんな生活…と思ったあなた、大丈夫です。
あまりにも決定的に少ないので、女子校と同じ、というか男子校のノリです。
うっかり女子が多いよりも、普通に馴染めます。

問題は男女関係ではありません。
研究関係です。
次は研究にまつわる男子の嫉妬がマジ怖い話をします。実例付!ほとんどホラーだよ!