子供が、夢を追いかける時

親は、どこまで応援できるだろう

その夢がとても大きなものだったら

つい、無難な道へ誘導してしまいがちだ。


私には3人の息子がいる。

皆成人していて、2人は結婚している。

この息子達の冒険が、おもしろい。


今回は、三男の話。


三男は、お兄ちゃん達のサッカー練習に

付き合わされてるうちに、サッカー大好き少年に

育った。(サッカー選手あるある)

高校は、公立だがサッカー強豪校で、充実した高校

生活を送り、大学進学ではなく海外への挑戦を

選んだ。


3人目にもなると親も余裕が出てきて、

(長男も一人暮らしをしていたので)

海外で暮らす事に、それほど心配はなかった。

LINEで繋がっていれば、近況報告もまめに来るし

現地には日本人もいたので、何かあれば頼る事もできる。


とはいえ、本人は

英語もあまり通じないヨーロッパの小さな国で

少ない仕送りで自炊しながら、

実力の世界への挑戦は、孤独だし、苦労したと思う。

そばにいたら、ついつい手を差し伸べたくなる

しんどかったらやめてもいいよ、なんて

言ってしまいそうになる。

ただ見守るだけも、なかなか我慢がいる。


その国での挑戦は2年ほど、

なかなかチームも決まらず

プロでの難しさ、

親の期待の重さを1人で背負いながら

日本に帰ると決断した時は、辛かったと思う。


そしてその経験をポジティブにに捉えて

また違う国に旅立った。

そこでようやくサッカーで生活できるようになったが

やり切ったのか、引退した。


彼の人生のほぼすべてをしめていたサッカーよりも

楽しい事を見つけたらしい。

日本を離れたから気づけた、日本の素晴らしさを

外国に発信したいと現地で事業を始めた。

やりたい事がたくさんあるらしい。

まだまだ夢は、広がり中だ。

1人で一から挑戦してきた若者は、怖いもの知らずだ


またまた、大丈夫だろかと思うけれど

余計な手と口を差し伸べれない距離が、

ちょうどいいのかも




お読みいただき、ありがとうございます。

よろしければ、長男、次男編もお読み下さると

嬉しいです。

未熟な母親が、子供達に育てられた話です。

これから、巣立っていく子供達を見守るお母さん達の

参考になれば幸いです。


ちなみに、子供達に共通して言える事は

人生の恩人とも言える人との出会いがあり

皆、料理が上手い事です。

親以外の人に頼る事を覚え、

裏切られることも学び、

縁のある人と出会える。

旅をしたから得たものだと思います。


そして、ごはんが作れたら

どうにか生きていける。