以前、あるお客様からキバン加工機をお借りした。
ちょっとだけ、動かしてみたが、使うことをやめた。
それは通常のキバン製造したものと特性がやや変わるものであると、
肌で感じたからである。
たとえば、キバン材もメーカーが異なれば、多少とも誘電率ε(イプシロン)が変化をする。
とすると、これで、キバンのもつ周波数特性は変化する。
もうひとつが、塗布をする緑色の保護材であるレジストである。
これも実は微妙に誘電率εを変化させるものである。
あと、もうひとつの理由。
それは2層キバンとしたときのViaである。
Viaとはキバンの上下をつなぐ土管のようなものである。
これでGNDを強化したり、配線を裏面にもっていく。
ただ、高周波におけるViaは微妙であり、
そのサイズや位置のちょっとした変化で特性が変わる。
だから、それらを総称すると、キバン加工機を自分の事業で行うのは、
マイナス面が多いと判断をした。
それよりも、データを作成して、より量産に近い形で試作をしたほうがいい。
そう思ったのだ。
いろいろと異論もあるかもしれない。
全自動のプリンタみたいなもので、VIA、レジストなどができるならば、
また考え直すかもしれないが。。。。
とにかく、無線とは経験と勘の積み重ねであり、
そのへんが短期間では熟知できない壁があるのかもしれない。
三好達夫
http://rfwave.jp