プライド|諦めたら技術は終わる。。。 | 無線ばか!のブログ

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小学生低学年から半田ごてを触り、高校時代にはアマチュア無線に没頭。いまではPROの無線エンジニアとなった無線ばか!のブログ。

この季節になるとある製品開発のことを思い出す。
それは腕時計型のセキュリティ端末の設計を上司に依頼されたときのことだった。
400MHzで、10mW送信出力。
それを腕時計で実現をしなくてはならない。
10mWというと簡単に思えるかもしれない。
でも、意外と無線では大出力ともいえるかもしれない。
幾日も悩んだ。
不思議と帰りのバスの中でメモにあらゆる回路図構想を書いていたのを思い出す。
無理だと諦めかけたこともある。
しかし、それを上司に語りたくないプライドがいつまでもあった。
教科書は参考程度にしかしない。
オリジナルが勝負を生む。
それが自分のポリシーであった。
数日悩み、まずは送信電力をボタン電池2個で実現できた。
それはある意味、その時代脅威であったと思える。
ある大手の通信会社の方に
「よく実現できましたね」
そういわれたのはなによりも嬉しかった。

送信出力以外に難しかったのはアンテナであった。
1/4λのアンテナがアンテナとして機能しない。
その理由はGNDがないことと、人体というやっかいな電波吸収体があったからだ。
結局、ある方法でその難題は突破することができた。

技術革新なるものはエンジニアが諦めたら終わる。
言い訳ばかりいっているエンジニアは
ただの園児nearである。
真のエンジニアは語らずに、ものづくりをその時代に創っていくそんなひとなのかもしれない。


無線コンサルタント
みよしたつお