ひとめあなたに… (新井素子/角川文庫) | impressions

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時々日常

祝・ブラックキャット完結。って事で私の素子さん原点本を。
高校生の時に始めて手に取ったこの本。何かの雑誌で評判良かったから、図書館で見つけて借りてみた。

何の気なしに読む。読み進む。
と。

うわあ。なんだこの世界。うわあ、わあ、わああ。

まだ「読書」を趣味と言うには未熟な私に、この本はどえらい影響を与えてくれました。狂っていく世界。狂っていく女たち。地球の終わり。そんな中で。
それでもあなたにひとめあいたいから。

危ういところで正気を保つ主人公。
東京から鎌倉まで、歩き続ける。
狂った世界の中を。

ただ、ひとめ、あなたに、あいたいから。

……凄い話だと思いました。あの頃の私がどう感じたかなんて今の私にはわからないけれど、目から鱗が落ちる様な衝撃を与えてくれたのは覚えている。

素子さんの作品で一番はじめに読んだのがこの本で良かったと思う。うん。



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2015/11/19
ついこの間読み直したばかりです。素子さんの作品は何回再読したかわかりません。
そしてこれまたつい先日図書館から「未来へ…」を借りてきました。
一時期はもう素子さんは書けなくなったのかも(ちょうどこの記事を書くきっかけになったブラック・キャットの最終作とか正直……)などと心配していましたが、最近の作品は素子節が戻ってきた気がします。
読むの楽しみ。

あとこっそり絶句……のその後を待ってます。ずっと待ってます。