きらきらひかる (江國香織/新潮社) | impressions

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時々日常

原点シリーズ(笑)
私の江國の原点です。

多分これは、映画が先にあったと思う。(と言っても例によって例の如く、映画は原作読むまで観なかった(笑))
その頃PSY'Sが好きで、映画の主題歌を歌ってたのがTVCMで流れていたことから興味を持った。
で、軽く内容を聞いた私はどうしても原作が読みたくなり、古本屋でそれを見つけて手に入れたのだ。多分(笑)。中学生くらいだったと思う。

きれいな言葉が散りばめられたその物語は、今まで読んでいた少女向けのそれとは違ってて私を魅了した。うすい青色のベールがかかっているような話。
アルコール依存症の妻と、ホモセクシュアルの夫と、その恋人。
かなり奇怪かつ非日常的なシチュエーションなのに、淡々と物語は綴られていてすぅっと読み終わってしまう。話の内容的にはどろどろどろどろしているはずなのに、綺麗な情景しか浮かばない。とにかく綺麗な小説です。

今でこそ江國は超有名だけども、まだそこまで知名度がなかった時期に、この作家を自力で(?)発掘(というかなんというか)したその当時の自分に拍手を送りたい。多感な時期に読めて良かった作品だと思うから。



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2015/11/19
江國作品は唯一ハードカバーでも新刊が出れば購入しています(それ以外の作家さんは申し訳ないですが、文庫落ちしてから買ってます……我が家の本棚がもういっぱいいっぱいなのもあり)
きらきらひかるの映画は夏になると見たくなります。この映画のせいで中央大学受験したんや……。