激動の世の中を正しく生き抜くために、豊かな人生を送るために、持ち合わせておかなければならない最も大切なものは何でしょうか?
それはお金でも金品でも宝石でもありません。
最も大切なものは、『愛』と『感謝』と『思いやり』です。
人間の感情、氣持ち、情念は良くも悪くも蓄積されます。悪い方では「積年の恨み」といった不氣味な言葉がありますが、良い方の『愛』と『感謝』と『思いやり』も当然、蓄積され、貯蓄できます。
『愛』と『感謝』と『思いやり』を貯蓄することで、豊かな人生を送ることができます。
それでは、一体どうやって『愛』と『感謝』と『思いやり』を貯蓄すればよいのでしょうか?
見返りを求めないということを心掛けましょう。
誰かに愛情を与えるときに「これだけ愛したんだから、同じくらいかそれ以上愛して欲しい。」と要求しないようにしましょう。
誰かに親切にするときに「してあげている」と思わないようにしましょう。
誰かを思いやるときに「自分も思いやって欲しい」と期待しないようにしましょう。
見返りを求めたり、押し付けをしてしまうと、せっかくの素晴らしい行為や思いの価値が下がってしまいます。
見返りを求めてそれが無かった場合に相手に悪い感情を抱いたりするひともいますが、これでは逆効果で、むしろ何もしない方がマシです。
親が子どもを慈しみ愛するときは無償の愛といって決して見返りを求めません。それと同じで、誰かを愛したり、親切にしたり、思いやるときもこの無償の愛の精神で取り組むのです。
そうすることにより、自分も相手も心地よくなり、『愛』と『感謝』と『思いやり』の心がどんどん深まり、蓄積されます。