昨年、実家から京都へ戻る途中に名古屋へ寄り道することになり、その乗り換えのために豊橋駅で一度下車しました。新横浜駅から同駅までは新幹線「ひかり」、名古屋市内までは名鉄特急を利用していますが、多少時間が余っていたので、3枚だけではありますが、現地の路線バスをご紹介します。現地を訪問したのは24年ぶりでした。
と言っても現地の一般路線バスは豊橋鉄道のみですが、25年前に訪問した際は神鋼電気前よりJR東海バス浜名線(豊鉄へ移管。JR東海バス自体も一般路線から撤退済み)、蒲郡方面より名鉄東部観光バス(現在、名鉄バスに合併)が乗り入れていました。
まず市電(同社の豊橋市内線)も乗り入れてくる表口から。大部分の路線バスはこちらに発着し、その中には新城市の富永や、田原市の保美への足の長い路線もあります。富永は新城営業所、保美は保美営業所の所在地です。
こちらの画像はその保美へ向かう[13]伊良湖本線豊橋系統で、1日の運行回数は8回、それも昼間のみですが、大崎までの区間便[11]が朝夕に設定され、豊橋駅前~藤沢町~大崎学校前の間は毎時1回程度の本数が確保されています([06][07][08]中浜大崎線も含めると、さらに多くなります)。途中の植田奥ノ谷から左折すると、同社の豊橋営業所(以下、植田車庫)がありますが、ここに発着する一般路線バスは現在はなく、植田車庫との間の回送は大崎、[21][22][25]三本木線の野依(イオン豊橋南店)、[32][34][35][36]技科大線の浜道、後述する[106~112]神野ふ頭線の神野新田町、いずれかとのロングランになってしまうのが惜しいところです。
田原市内に入った渥美病院からは、三河田原駅を挟んで終点・保美まで毎時2回の割合で、伊良湖岬へは三河田原駅、保美のどちらかで[15][16][19]田原市内系統に乗り換えとなります。また、田原市赤羽根地域へも同様に[20]伊良湖支線へ乗り換えです。
ちなみに[11]と[13]とで担当営業所が異なり、[11]は植田、[13]は保美となっています。
続いては新幹線口。バス停は「西駅前」で、市内中央部に西口町がある関係で、このバス停名称になっているとの由。
ここからは、梅藪方面のコミュニティバス(これのみ豊鉄ではない)、および牟呂循環線、神野ふ頭線が発着していますが、牟呂循環線、神野ふ頭線ともに3年前に路線再編が行われました。
[101][102][103][104]牟呂循環線は、昼間時間帯には、豊橋駅から南西側に位置する牟呂地域の北半分のみを走る[103]と、南北循環となる[101][102]が各毎時1回運行され、南側も神野ふ頭線と合わせて30分間隔の運転を確保しています。
[106~112]神野ふ頭線は、臨海部にあるライフポート豊橋へアクセスする唯一の公共交通機関で、昼間時間帯はこれも毎時1回運行し、土休日は[109]西駅前~ライフポートのみ、平日は三河港湾事務所への[107][108]も加わります。豊鉄では最近になって、中型車にいすゞエルガミオが加わったということで、長年続いた三菱ふそうオンリーの体制が崩れていますが、撮影当日はそれらしき車両は来ていませんでした。[110][112]は神野新田町までの区間便で、早朝に植田車庫からの出庫便、夜間に植田への入庫便だけが設定されるため、地元住民でないとなかなか拝むことはできません。
豊鉄では、もっと前には三河湾に面した細谷までの路線などもあったそうですが、過日に廃止になり、今では乗り合いタクシーに乗り換える必要があります。