毎度ご来店いただきありがとうございます。
あっという間に桜も散ってゴールデンウィークですがお花見ってしました?
いや。
満開の桜並木を「きれいだなぁ~」って眺めながら歩くとかではなく「レジャーシート敷いて桜の下で宴会」ってやつ。
ニュースなどでは早朝からシートを敷いて場所取りとか見ますけど、実際外で飲み食いするには寒いですよね。
夏に屋外でバーベキューならわかりますが、4月半ばじゃまだ寒い。
冷えた缶ビールはあまり進まない気がしますが…(笑)
話は変わって気になっているのが2024年問題です。
働き方改革関連法によりトラックドライバーの時間外労働の上限規制がかかることによりドライバーは労働時間が減りますが、企業は売上の減少や運賃アップによる負担増などが懸念されます。
なんで運賃アップになるのかの理由は1つではありませんが例えばドライバーは労働時間が減ることにより収入も減る可能性が高い訳で、そうなると人材の確保が大変になります。
ただでさえどこも人手不足の昨今、長時間労働だけど高収入だったはずが給料も低いとなるとドライバーの確保は困難を極めます。
困難以前に運送会社の存続自体も危ぶまれる事態となるでしょう。
そのため、運賃を上げて同等の賃金を保証する必要が出てきますし、今までは単純に八戸から東京まで1人のドライバーで運行していたトラックがそれができなくなる訳ですからその分の人材も必要になりますし、中継基地などの整備も必要になってくる訳で大変なことです。
なんで運送業界だけそんなに騒がれるのか?って言うと私たちの生活にかかる殆どのものはトラックで運ばれています。
更に宅配便や通販などは本当によく利用する訳ですが、今までと同じようにはいかなくなる可能性が高いです。
運賃が上がり、時間もかかるとなると物価が上がります。
ただでさえ何でも値上げの昨今ですが、それはもっと顕著になるでしょうしすでに始まっていると言っていいでしょう。
もちろん、働き方改革関連法によって長時間労働が制限され、きちんと休暇を取って健康的な暮らしをしましょう…っていうのはすごく大事なことですが、今はまだその健全な労働条件に収入が追いついていない場合がほとんどで、労働者側は収入が増えないのに物価は上がる事になっていますし、逆に企業側は負担は増えるのに売り上げが伸びないと言うことになります。
もちろん、そのバランスが取れてくればいいのでしょうがまだまだ先は見えないですよね。
もちろん、うちの店だって人手不足は本当に悩ましい問題ですが高い給料を払えれば人材の確保も可能性は見えてきますが、そもそもその原資となる売り上げを伸ばすためには人材が必要になります。
たまごが先かにわとりが先か?って話ですが本当に悩ましい問題です。(←ちなみに正社員及びアルバイト募集中です)
話が逸れましたが2024年問題は運送業界に限った事ではなく、建設業界や医師にも上限規制がかかりますから単に物流の問題だけでなく私たちの生活に大きく関わってくる事ですから興味を持ってまずは知る事が大事ですし、物流に関してできる対策としては通販や宅配便の再配達をなくすための事はしたほうがいいですね。
通販は本当に便利ですが利用する側が一発で受け取ってくれれば配達の負担が減るのは明らかです。
私も若い頃トラックに乗っていましたが、当時は本当に寝る間を惜しんで働きました。
当時は「稼げば銭だ!」って頑張りましたが、今はもうそういう時代じゃないんですよね…by店長きむら