人生のリセット中

最近、いじめの話題についてふれています。

書いていて思ったのですが、今まで名字だけとはいえ

実名をだしてしまっていました。


私にとって、反省と後悔を綴った内容ですし

良い方向へ勝手に解釈しておりますが、

ご本人にとっては思い出したくもない内容かもしれません。

あと、自分がいじめられた思い出を書こうとしたとき、

相手の実名をだすのは良策ではないと判断しました。


今後はアルファベット3文字で表現いたします。

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INOくんのお話

今から、約2000年もの前の大昔に

当時パレスチナの地を治めていたヘロデ王が

自らの誕生日に盛大な式典を開いた

その際、美しい舞を演じた少女にいたく感動し

欲しいものは何でも授けると約束した


少女は、欲しいものが無かったので

大好きな母親に、一切の判断を委ねることにした

母親は、以前から憎んでいたヨハネを殺し

その生首を皿にのせて運ばせるようにと


ヘロデ王は、ヨハネとは親しい仲だったのだが

大勢の来賓や家来達の前で約束した手前

反故にすることができず、ヨハネの斬首を実行し

皿にのせた生首を、少女に渡したという



彼はとても大柄で、いつも列の一番後ろだった

髪は丸刈りで、体育は何をやっても得意で

日に焼けた健康的な笑顔がまぶしかった

いつもいじめられていた僕を、かばってくれて

弟のようにかわいがってくれた


僕は、彼から初めて誕生日会に誘われた

とてもうれしくて、必ず行くと約束をした

しかし、母親から教義に反するので

誕生日を祝うのは今後一切許さないと

幼稚園の頃は、普通にお祝いしていたのに


周りには一切話していなかったのだが

宗教上の理由で参加できない旨を伝えた

それからは、今まで通りつきあうことはなく

お互いに距離というか、溝ができてしまった


幼いながらも、僕は思った

誕生日に殺人があったのは良くないことだが

約束を破った僕は、殺人者以下なのではと







OCHくんのお話

彼は、僕の1つ年下だったが

とても大人びていて、しっかりしていた

両親と弟の一家全員で入信していて

父親が地区の取りまとめを行っていた

とても立派な家族のように思えた

そんなものは存在し得ないのに


ある日、彼と一緒に歩いていると

向こうから彼の同級生三人組がやってきた

時間を持て余していたのだろうか

僕らのことをなじり始めた


売り言葉に買い言葉ではないが

さすがに頭にきた僕は言い返し始めた

すると、彼は僕の腕を強く掴んで

無言で、耐えるように訴えかけてきた

何故か僕はその指示に従った


結局、言い返されたのが癪に障ったようで

日が暮れるまで延々と絡まれ続けた

連中が帰ったあと、彼は僕に向かって

情けない、とぶっきらぼうに言って別れた


今思えば、彼は地区長の息子で

他の模範になるよう、頑張っていたのだろう

幼かった僕は、信頼していた仲間に

裏切られたようで悔しかったのを覚えている







ABIさんのお話

僕が小学校にあがってしばらくすると

母親が、とある新興宗教に入信した

決しておかしな、間違った考え方ではなかったが

真実は唯一つ、という教え方は

どうやら間違っていたようで


彼女は、評判の良い子だった

明るく快活で、品行方正で

大きな瞳をしていて、いつも笑顔で

黒い髪をポニーテールにしていて

僕より2つも年下なのに

学校でも友人や先生に布教をしていたらしい


僕らはなるべく同じ教義のもとで育つようにと

よく、親同士がお互いの家を行き来していた

子供だけで別室で集まっていると

いつも彼女は豹変し、言葉使いが荒くなり

その日の気分で誰か一人に的を絞り

罵詈雑言を吐いたり、小突いていた


その実態を親達に報告しても、誰も信じず

あなたの信仰が足りない、彼女を見習えと

全くとりあってもらえなかった


幼かった僕らは、彼女が特別な存在で

親達からも神からも認められたような気がして

いつしか何の疑問も持たぬようになり

いつしか他人に無関心になっていった


今思えば、彼女も彼女を演じることに疲れ

行き場のないストレスを発散していたのだろう

それが、神が最も嫌悪することだとわかっていながら














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