今日いらっしゃった50代のお客様が私に会った途端、「ありがとうございました。お陰様で大変助かりました」と、
頭を下げながら丁寧にお礼をおっしゃるのです。
前回のケアに対してではなさそうなのですが、私には、ケア以外にはまったく思いあたることがありません。
「何か、私がお礼を言われるようなことをしましたか？まったく思い出せないのですが・・・」とお聞きすると、
「『力抜きを3段階しなさい』と言われたので、あれから実行したら肩凝りをあまり感じないで済んでいるのです」と。
確かに、このお客様はご主人の仕事を手伝いながら両親の介護もなさっていて、肩凝りが尋常でなかったのです。
仕事と介護のちょっとした隙間をぬってケアを受けに来て下さるのですが、ハードなスケジュールで数日でまた肩が凝ってしまいます。
そのために、「3段階力抜き法」を指導しました。
まず、「肩から力を抜いて」と伝えて、肩から力を抜いてもらい、一呼吸置いて、「また力を抜いて」と伝え、
さらに、「もう一度、力を抜きましょう」と3回繰り返してもらいます。
1回目に力が抜けていたつもりが、2回、3回と繰り返してもらうと、いかに力が抜けていなかったかを自覚してもらえます。
3回目には、ほとんどの方が力が抜けています。
「必要な時には、力を入れる。必要でない時には、力を抜く。」とっても大切なことだと思います。
皆さんも、是非「3段階力抜き」をお試しになってみて下さい。