1年ぶりの更新になってしまった。
1年ちょっと使っているiPod touchがある為、ここ最近メールやメモ・作曲をする時にPCを使わない事が多い。
ただ決して長文を書くことに特化した媒体とは言えないので、ブログなどを書くとなると億劫に感じる。と、更新しない言い訳をしてみる。


昨日深夜映画枠にて放送していた「ハリーとトント」を観たので、覚書。

ニューヨークに愛老猫トントと住む72歳のヤモメであるハリーは、区画整理の為長く住んだアパートの立ち退きを強いられてしまう。
そこで長男一家の元に行くが、毎日親子兄弟言い合いばかりで静穏な時間とは程遠い。義娘があまり歓迎していない事も、当然気づいていた。
近場で住まいを探すものの、猫はお断りと断られ続ける。

それでも安らぎを求めるハリーはトントと共に家を出、娘の住むシカゴを目指す。だが、飛行機に乗るにはトントとは離れなければいけない。断固拒否であるハリーは別の方法で旅を目指す。
バスに乗るも、トントが嫌がりおとなしくなってくれない。結局トントをトイレに行かせると道端で無理やりバスを止めさせ降車(急行バスなのに!)、中古車を購入する。
だが免許証が遥か昔に未更新で失効している事から、電話口で息子にドライブを反対される。
全くめげないハリーは、敢えて運転免許を持つヒッチハイカーを拾い、自分に変わ代わり車を運転してもらうことで無免許問題を回避する。彼の精神の強さは見習いたいくらいだ。

その道中、ハリーは10代の家出少女ジンジャーと出会う。
彼女は聡明さ、純粋さを持った真面目な少女で、ハリーとも自然と打ち解けてくる。
ジンジャーと車や宿で会話をする中で、ハリーは昔交際をした美しいダンサーの存在を話す。彼女とはもう50年近くも会っていない。
懐かしそうに語るハリーの様子を見たジンジャーは、その女性に会いに行こうと背中を押す。
訪ねた老人ホームで女性と再会し、ハリーは呆けてしまった昔の恋人とダンスを踊るのだった。

無事シカゴに着いたハリーは娘と再会するも、あまりいい顔はされなかった。
そして娘のもとには、「迎えに来たんだ」と、長男一家の次男である、明るく穏やかなノーマンが訪れていた。
(ノーマンは、他の家族とは違い自分の思想を否定しないでいてくれた祖父をどこか安全な地に見送りたいと思っており、ついでに自分も家を出たかった様だ)

すぐにハリー、ジンジャー、ノーマンはアリゾナへ車を走らせる。
途中すっかり意気投合したジンジャーとノーマンは、ヒッピーが集団で暮らすというコロラドに行くと決め、ハリーは2人に中古車を譲った。

ハリーとトントは再びヒッチハイクをすることに。
今度は末息子を目指す旅だ。道中、健康食品を売る元カウボーイや高級娼婦…様々な人間と出会う。
途中ベガス街の道端で立小便をしようとしたところを警官に見つかり、留置所に入れられたりしながら。

ようやく「不動産業などで稼ぐ」仲の良い末息子エディと再会したハリー。
しかし良い身なりをした末息子は実は会社が倒産、自身も破産寸前であると涙を流して告白する。ハリーは優しく慰め、一緒に暮らせないがお金を後で送ると言い、一方エディはハリーが住める家を探すと約束する。

そんな中、トントの様子がおかしい。ハリーが病院へ連れていくも、程なくしてトントはあっさりと逝ってしまった。


---眩しい陽の元、西海岸でくつろぐハリー。初老女性が多頭の猫を海岸で遊ばせる。その中に見たトントに似た猫を追ってハリーは走る。
その先に海辺で独り砂の城を作る女の子を見かけ、ハリーはそれに加わった。


こんな感じだったなーと思い返しながらの文であるため、間違いや勘違いがあってもどうか見逃して欲しい。

いわゆるロードムービーと言える作品であるが、ドライブ中のまったりさはどこか「幸福の黄色いハンカチ」を思い出す。(「黄色いハンカチ」はこの作品の3年後に公開された)
訪ねる先々での子供のそこはかとない冷遇とハリーの切なさは、「東京物語」を彷彿とさせた。
どちらも「懐かしい」映画である。


知性と教養を持ち温かい人物であると同時に少々口うるさかったり頑固で神経質な面を持つハリー。「誰かと同居するには向かない性格」と自負している。
国語教師でもあったがピアノや歌も得意で、タップダンスが得意な元アパート管理人と陽気にセッションしたりもする。

作中に度々口ずさむ歌、シェークスピアの詩は、ハリー役:アート・カーニーの美声で1つ1つよく耳に残る。

ハリーはしょっちゅうトントを抱え上げ、歩きながら、座りながら話し歌いかける。
それはトントが逝く時も変わらない。
「これは誰だ? (歌を口ずさみ)…そう、ハリー・ローダーだ。…さよなら」


何か大きな出来事があるわけではない。驚く結末を迎えるわけでもない。
だが、2時間飽きることはないし、ハリーの語りや歌のシーンの美しさを観るだけで、この映画を観て良かったと感じる。
どうという事もない内容の老人同士の世間話も、出会った人々との何気ない会話も、アート・カーニーが発する品性とハリのある語りが、言葉に命をもたせている。
アート・カーニー演じるハリーという人物こそ、この映画の一番の見所だと言えるだろう。

ちなみにアート・カーニーはこの作品で第47回アカデミー賞主演男優賞を受賞、脚本を担当したポール・マザースキーとジョシュ・グリーンフェルドが脚本賞にノミネートされた。
トントは、動物界のオスカー賞と言われるパッツィ賞を受賞した(猫は全くもって演技をしておらず、本当に自由気ままに動きまわったりくつろいだだけであるように見えた)。

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2015年に「ハリーとトント」Blu-ray版が販売。
DVD版との違いとしては、1980年にテレビ朝日にて「ハリーとトント ~翔んでるおじいちゃんのアメリカ横断」として放送された日本語吹き替え版が収録されている点(ただしTV放送版はカットされており、吹き替え収録版は本編が71分のみ。原語版は115分ある)。
その他には違いが見られないようなので、DVD版でも十分に楽しめると思われる。

・日本語/英語字幕
・監督による音声解説
・TVCM(3種)
・劇場オリジナル予告編(2種)
↑これらが主な共通事項。

※半年前程にBlu-rayを購入したのに際し、当記事に加筆・修正致しました。
皆様、ご無事でしょうか。

茨城南部の我が家は震度6だった様なのですが、本棚の物・積み上げた物がひとしきり床に散乱しました。

ガラスは割れず、本棚自体も倒れず、壁も落ちず、2階の床もなんとか抜けず…

今のところ停電は無く、一時TVラジオが受信できなかったものの、とっくに復帰しました。

水道も今のところ問題なく使えます。

家に面した道路も車などは通れるようで、周辺もそれほど被害は酷くない様です。若干遠くで起こった家事が鎮火したかは分からない…

家自体ピキピキ言っているのが不安です。



海外で、昨日の段階で募金活動が始まっていることを知りました。様々な海外の有名人や一般の方々がTwitter等で呼びかけています。

あと、#prayforjapanのハッシュのtweetが、地震直後から途切れることなく世界中でさえずられています。

海外の支援チームからも、様々な国や地域から援助の申し入れがあるそうで…ありがたい事ですね。



何せ震源地が多く、余震注意も1ヶ月では済まないようです。


世界的に見ても大規模な地震ですので、余震も通常より大きい物が、しかも頻繁に来ます。お互い気を緩めぬようにしましょう。


発電所停止が相次ぎ、12日夕刻辺り電力供給が追いつかなくなるそうです。完全復旧には最低1週間かかるなんて話もあります。用心するに越したことはないですし、必要最低限の電力以外は節電を心がけましょう。



皆様の無事を祈っております。


あけましておめでとうございます。

気がついたら、9月から全く更新していなかった。
プライベートな事や時事ネタ等を書く習慣は特に無いし、紅茶メモやレシピは全て手書きでファイリングしてあるので。

というのは単なる言い訳で…忘れていただけです、はい。


今年も頭の悪さを露呈する記事をアップする予定。
昨年よりは充実したブログにしたい…とは思っているのだが。


何はともあれ、今年もどうぞよろしくお願い致します。