リハビリ病院に転院して、初めの1ヶ月はほぼ寝たまま足や腕や肩をほぐしたり伸ばしてもらうリハビリでした。
基本、理学療法士(PT)さんが、足の方、作業療法士(OT)さんが、腕や肩を担当されてました。

足の数箇所に触られると何かが触れた感覚が出てきて、それは左足の膝の内側や腿の上、右足の膝の上辺りにほんの少しづつ広がって来ました。
まだ1人では足は動かないし寝返りも出来ませんでした。鎖骨から骨盤まで長いコルセットを術後から入浴時以外巻かれていたからさらに身動きは出来ないでいました。
普段はベッドサイドに座らされて、裸足になり、ザラザラしたマットを敷いた上に足の裏をつけてザラザラした感覚がわかるように足を押さえてもらったり、ベッドサイドに座っているのも足に力が入らない為、ふらつき落ちそうになるので机を前につけられて、手を離してベッドサイドに座る練習をしていました。1ヶ月もすると車椅子に3人かかりでトランスファーボードを使って乗せてもらえるようになり、リハビリ室へ行き、平行棒の上に棒を渡らせてそれを押したり引いたりして体幹の訓練をしたりするようになりました。

次第にベッドサイドに座っても手を離していられるようになり、ふらついたら柵を握ればなんとか耐えれるようになりました。
本当に少しづつですが、回復していってるのもわかり、やる気もみなぎってきました。

そんなある日いつものようにベッドに寝てる時、まったく動けなかった膝が自分で動かす事が出来ました!びっくりして、すぐ動画撮って旦那さんに送ると、
「感動した🥺✨」
って返事がきて、私も嬉し泣きしてしまいました。
コロナで会えないけど、もっと喜ばせたいって思いました!







7月末日、大学病院を出ると予約していた介護タクシーにストレッチャーに乗ったまま乗せてもらい、リハビリ病院に到着しました。15分程で到着し、料金は8千円弱でした。

中に入るとすぐに検温し、診察室の一つに通され、旦那さんと2人で待っていると、主任看護師さんが来て、手続きをしてくれて、内科の先生に大学病院で撮ったレントゲンを診てもらい入院できるよう判断されました。(コロナの関係で)

うちは旦那さん以外頼る親戚がない為、手続きで保証人つけるのにいつも困ります。
大学病院では代わりに15万の内金を入れたら大丈夫でした。リハビリ病院では事情を細かく話して承諾してもらいました。

手続きが終わると荷物は介護士さん達が病室へ運んでくれ、旦那さんとそこでお別れです。
名残惜しむ間も無く、私はストレッチャーのまま病室へ運ばれ、旦那さんはまだ多少の聞き取りをされていました。
私「じゃあまたね!」旦那さん「頑張ってね」ってだけ最後に会話しました。

病室へ着くと数名の看護師さん達が来て、ストレッチャーからベッドへ移乗させてくれました。
しばらくすると、看護師さんに熱や血圧計られて、ヘルパーさんが荷物を片付けてくれました。その後はリハビリの先生達が次々と聞き取りにきて、お昼ご飯が来ました。寝返りも出来ない為、ギャッチアップされ食べました。

それからは夕方までベッドのリモコンの動かし方がわかったからたまに少し身体を起こしたり、旦那さんや友人にメールしたりして過ごし、夕食を食べて22時に消灯になりました。
夜は23時にオムツ替えがあり、朝5時過ぎ、バルーンの中身を捨てるのに取りに来られました。夜中はたまに目が覚めているのに気づかれると、体位交換されました。
看護師さんより「寝返りはいつでもしたい時はナースコールして下さいね」と言われて安心して休めましたが、気を使ってしまい、なかなかナースコールは押せませんでした。




リハビリ病院に1ヶ月半入院して、大学病院に転院して1週間後、手術も終わってさらに3週間が経ち、他の患者さん達は術後2〜3週間目にはだいたい、転院や退院されてました。
私は主治医の先生から術後の状態をしばらく見たいから、だいたい術後2ヶ月位で回復状態が止まってくるからそれまでは様子がみたいと言われてました。
胸から下の麻痺は変わらずでしたが、左足の一部で触るとなんとなく感覚がわかるようになっていました。
臀部がびらんになって、真っ赤になっていたのが、初めは痛くなかったけど、ヒリヒリとした痛みがある時からだんだんはっきりではないけどわかるようになっていました。

ある日担当看護師さんが来て、「〇〇さんはリハビリ病院に転院する気はないんですか?」と聞かれて、「先生から術後の状態が見たいから2ヶ月はこのままここで様子が見たいと言われましたから」と言うと、「そんなに居たらリハビリ病院に転院できなくなりますよ。リハビリ病院は期間とか決まってるし、だいたいリハビリしないと回復しないと言われてるのに、転院しないんですか?」と言われて戸惑っていると、「先生にリハビリ病院に転院したいと言ってあるからといいますから先生来たら転院したいと言って下さいね」と急かされるように言われて、しばらくすると、主治医の先生が来ました。「転院を希望されてると聞きましたが、術後の状態がみたいからここでまだしばらく入院してもらいたいのですが、転院されたいのですか?」と聞かれ、さっきの看護師さんから急かされたと言いづらく、「そうですね、早くたくさんリハビリしてみたいけど、ここでは時間が短いからですね」と言って、しばらく先生と話しました。何となく看護師さんから追い出したいように思われたようにも感じましたが、何が正解かわからないけど、この大学病院に居たくないと思うようになってしまい、転院をお願いしました。
先生は承諾してくれて、希望のリハビリ病院を聞かれてすぐ手続きしてくれたようでした。
すると次の週には転院が決まりました。大学病院に来る前にいたリハビリ病院です。
転院まで検査したりバタバタでした。
特にMRIをする時はじっとしとかないといけないのに、痙性で足が動いてしまってました。

コロナがまただんだん増えて来ていたので、リハビリ病院に転院したらまた面会禁止になると聞いて、職場の人達や旦那さんは毎日のように変わるがわる会いに来てくれました。
翌日転院って日によくしてくれる友人が来れなくなった旦那さんの代わりに荷物をまとめてくれました。最後の日担当のリハビリの先生から「何もしてあげられなかったけど、〇〇さんにはまた元気になって欲しいからどうか頑張って下さいね」と握手をされました。短い時間だったけど、一生懸命考えてくれて嬉しかったし、胸がいっぱいになりました。

動かない足に絶望感があったけど、リハビリしたらまた歩けるかもしれないと言われてたから可能性にかけて頑張ろうと思いました。