クリプト(地下礼拝堂)には多数著名者が眠る大聖堂、パンテオンへ。メトロ7番 Place Monge から徒歩15分。入口が反対側で大回りをしないといけないので、RER B、Luxembourg からの方が近いかもしれない。

最近、新しくクリプトに入られた方がいらっしゃるらしく、2月25日まで入場無料らしい。
天井。繊細な彫刻が素晴らしい!
周囲は壁画。
パンテオンは、ルイ15世が道中で病にかかり奇跡的に回復した後、これはパリの守護神であるサント ジャンヌ ビエーブ (St. Geneviève) のお影であるとお礼にパンテオン建築を思い付いたのが発端であるらしい。完成には35年かかっている。(1755年~1790年)
戦争を彷彿させる彫刻が多々。
ドーム中央から糸が吊られており...
振り子になっている。Le pendule de Foucault。

この振り子の奥、右側にナポレオンについての壁画があるらしいが、残念ながら気がつかなかった!

水槽の中に展示。色々な角度から楽しめる。こちらは土地が枯れた様子。

クロビス王のトルビアックでの戦い。
古い自転車。
中央はマリアンヌ。市役所や学校のマリアンヌとは違う雰囲気。
"Vivre Libre ou Mourir" = 自由に生きるのか死か、とある。

地下のクリプトへ。一般の教会のクリプトと違い真新しい感じで驚く。(アンバリッドの様な雰囲気)。
作家、哲学者、音楽家である、Jean-Jacques Rousseau の棺。ちょっと怖い。
Voltaire。気さくな方だったのだろうか?普通のお爺さんに見えた。
彫刻後ろに棺。
彼は無信仰者と、強度信仰者の為に戦った、とある。常に難しい問題である。

レジスタンスである、ジャン ムランは6番。
彼の他、3個の棺があるが、中央にイヌがいた。
マリー、ピエール キュリー夫妻の棺は8番。
そう言えば、マリー キュリーはポーランド人で、この国では自分と同様に外人であったのに気がつく。彼女は後にフランス国籍も取得されているが。ご主人は彼女より8歳も若いが、彼女より28年も早く亡くなっている(47歳死去)。

ジョセフィン ベーカーの空の棺は13番。遺族の希望で、モナコ墓地にあるご主人の隣に転送されたらしい。
こちらはレジスタンスについての展示会 "Vivre à en mourir. Missak Manouchian et ses camarades de Résistance au Panthéon"。

Mélinée Manouchianは、Missak氏の奥様でアーメニア出身。夫婦共にレジスタンス。こちらは、1915年のアーメニア人虐殺について。 
漫画 "Peloton d'exécution" のスクリーン上映。
レジスタンスについては、モン ヴァレリアンの要塞にも歴史の傷跡が残っています。
ジャン ジョレスは26番。
装飾が多々。
マレーシャルであり公爵であった Lannes Montebello。
即、土に埋められるよりも、クリプトの方が良いなぁ... と思ったりする。
地上に戻る。こちらの彫刻には魂が宿っている様。
パンテオンの模型。
ドーム形の天井に吸い込まれそう!
古着の数々。
人を支える人。
後ろのじゅうたんがとても綺麗で、フォンテンヌブロー城を想いだした。

展望台に上がるのを楽しみにしていたのだが、公開は期間限定で4月から10月迄らしい。

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