今日はパリ5区の植物園内にある美術館、Galerie de Paléontologie et d'Anatomie comparée へ。Paléontologie = 古生物学、Anatomie comparée = 比較解剖学。


メトロ5番線の Gare d'Austerlitz が2024年4月半ばまで工事閉鎖なので、Quai de la Rapée 下車でセーヌ川を渡る。

遠くにちらっとエッフェル塔の頭が見える。
植物園。一部、毎年恒例になった "光りの祭典" 準備中の様であった。
レンガ作りの美術館。1900年の世界展示会 (Exposition universelle) の為、1898年に建築。
周りにステゴザウルスと...
マンモスがいる。
RDC = 0階は比較解剖学。エコルシェの像がお出迎え。
左手前からパンサー、アシカ、ハイエナ。4300の骨格が展示されているそう。
Paul GERVAIS。
DUVERNOY。
クジラの頭部。2m弱あると思う。
革で作った頭部の骨。
羊の胃。
オオカミの胃。
giraffa camelopardalis = キタキリン (アフリカ北部生息) 腕の一部。人間で言う手のくるぶしから肘までの部分と思う。
Atèle = サルで手先が器用な属。ちょっと人間みたいで怖い。
Tatou。甲羅などで背中が覆われている属。
Écureuil volant。ムササビみたいなの。幼少時代、母の実家では夜中にこいつらが毎晩、運動会を催していた。1度、昼間に屋根裏散策に行ったが、見付からなかったんだなぁ...
Tortue verte = アオウミガメ。甲羅にも骨があるらしい!
メガネグマとシリアのクマ。
奥の馬がサラブレッド。手前はペルシュロン。
Manchot = ペンギン。
イグアナ。
象の鼻。左がサバンナで右がインド。
アフリカ東部に居るミナミキノボリハイラックス。
右は家畜牛の舌 (約60cmくらいあると思う)。左は南アメリカのペッカリー (イノシシに似ている) の舌。
アメリカのホシバナモグラ。鼻が星の様。
イルカの耳の骨。それぞれ役割がある。
Baleine à bosse = ザトウクジラの眼を切断。
家畜ネコ。交換神経系と副交換神経系。あまりにも小さいので「赤ちゃんネコじゃない?!」と周囲の女性達が叫ぶ!
アフリカゾウの脳。
ジャガー、トラ、ライオンの脳。
Buffle du Cap。バイソン属であるアフリカ水牛。Jules GREVY氏からの寄付。
マレーグマの頭部。
Babouin hamadryas = マントヒヒ の頭部。1758とある。
Tortue panthère = ヒョウモンガメ。手が5本ある。

人 (ホモ サピエンス) の頭部。
アシカのレバー。
心臓。
メスクロサイの開かれた心臓。"ventricules cardiaques" と言う問題があるらしい。
Baleine à bec d'Arnoux。稀なクジラ。
人 (ホモ サピエンス) の盲腸。
イルカの肝臓と膵臓(すいぞう)。
タラの胃と出口周辺。
キリンの食道内の一部と思う。
トラの胃。
メスのコアリクイ。唾液を作る部分と舌の一部。
右がライオン、左がクロヒョウの舌。
オラウータン。
Varan。小さいクロコダイルみたいな動物。
マカク。
キツネの胃、膵臓(すいぞう)、腸。
ピンクフラメンゴ。脚の付け根辺りの臓器と思う。
Fœtus humain = 胎児。
何だか楽しそうに見える。
Téralogie。健全に成長しない生物学。モンスター科学とも言われている様。1体に2頭等が展示。
イヌ。
右からモルモット、ヨーロッパ野ウサギ、ヒツジ。
ヤギ。
ヒツジ。
イノシシ。
ヒツジ。
やっと館内の中間まで来ました。19世紀に Geoffroy St.HILAIRE と息子のIsidoreが Téralogie の "分類" を提案し、健全と不健全について比べ、原因を探す事に繋がった。
DE BIDONVILLE。
Chetodon africains。トロピカル風の魚
Acanthopterygiens = 棘鰭上目 (きょくきじょうもく)。ヒレに棘条 (きょくじょう) と呼ばれる、硬い棘状の支持構造をもつことが特徴。
Mérou。ハタに近い? かなり巨大になる場合もある魚。
ザトウクジラ。
Rana occipitalis。アフリカのカエル。
Baleine franche australe = ミナミセミクジラ。
腹と横ヒレの部分と思う。指が5.5本。
ミナミセミクジラの口の中を横から見たショット。 ハープの様で綺麗。
こちらはイルカだったと思う。
2コブラクダ。1つ目のコブの突起はよく分かるが、2つ目は骨には見えない。

キリン。天井ギリ。
ガラゴ。ワオキツネザルみたいな小ザル。眼が大きくてかわいい。
オラウータン。
ゴリラ。手前がメスで後ろがオス。
鳥のタマゴ。1.ウズラ (左手前)、3.ハト、9.ガチョウ (左中列)、10.白鳥 (左後列のグレー)、13.ダチョウ(右後列 Autriche)。
RDC の見学終了。特別、解剖学に興味はなかったが、美術館がここで終わっても文句はないくらい大満足な展示だった。
2、3階は古生物学。
お城の階段の様に素敵。
中階からのショット。
少し変だが、骨格や内蔵が美しいと感じた展示であった。