銀「やなこった~!」
俺「逃げるな~富竹フラッシュ!!」
銀「投げ方下手糞なんだよ。そんなんじゃ当たんないぜェ!」
みたいなやり取りが何度もあったとさ。
何故かねレウス希少種だけが閃光玉で落としにくい。
何故!?
3Gになって判定が超シビアになったアルバですら落とせるのに…
絶対何か裏があるはずだ…
主な武器が閃光玉の俺から閃光玉を奪うとは…
鬼畜か!?レウス希少種は!
______________________________________
Monster Hunter another 第44話 砕竜
――――あれから数日。
「レックス!大変だ!」
空牙さんがとても慌てた様子で走って来た
「何がです?」
「いや、ドンドルマから飛行船が来る予定だったんだけどな、時間になっても来ないからギルドに連絡したんだ。そしたら、飛行船ガ消息不明になったらしい」
「えぇ!?」
「詳しいことはギルドで調査中だってさ。だから飛行船は諦めて船で行くことにした。交易船の船長は知ってるだろ?」
「あぁ、ハイ。あの人にはお世話になりましたから。じゃ、2人にも伝えておきます」
交易船の船長にはナバルデウス戦の前に
「あぁ頼む。で、出発は2週間後だそうだ」
「2週間もですか?」
「あぁ。すまないな。だから依頼を持ってきたぞ。ギルドから新種のモンスターの調査だってよ」
「新種ですか!?」
こういった情報を耳にするとハンターなら誰でもわくわくする。
「シッ。声が大きい!」
辺りを見回すと酒場にいたハンターが皆こっちを向いている。
「で、その新種のモンスターってなんです?」
今度は少し小さな声で尋ねる。
「ブラキディオスって言う獣竜種のモンスターだ」
「獣竜ですか…」
「一度ギルドナイトが調査に行ったんだけど返り討ちにあったんだってwww」
「笑ってる場合じゃないですよ…」
本当に笑ってる場合じゃない。
「で生態としては爆発性の粘液をばらまいて攻撃するんだってさ」
「なんか強そうですね…」
「じゃ、とりあえずミラとレイを呼んで来い。場所は火山だからクーラードリンク忘れんなよ!」
「了解です」
―――――火山「夜」
キャンプを出てすぐのエリア2には数匹の草食モンスターがいた。
草食モンスターは落ち着いていて地面に生えている草を食べている。
「どうやらこの近くにはいないみたいだな」
草食のモンスターは近くに大型モンスターがいると騒ぎだしエリアから出ていくようになる。
「となるといるのは火山の方ですね」
「よし。急いで行こう」
エリア4には水辺があり数匹の鳥竜種のモンスターがたむろしていた。
この毒々しい色はフロギィか。
フロギィは毒袋で作った毒を吐いて攻撃してくる。
鳥竜種の群れを素通りし、火山の中へと入る。
そこには群青色の大きな体。腕には緑色の液体が付着している。
ブラキディオスは俺達に気付くと大きな咆哮を上げ、腕を振りかざした。
「避けろ!」
空牙さんの指示で俺達は散らばって避ける。
しかし腕についていた粘液が体に付着して取れない。
「空牙さん…これってまさか…」
「と、取れない!気持ち悪ッ!」
やがてソレは橙、そして赤と色が変わっていき、ついに爆発を起こした。
「うわアァァァ!!」
俺達は吹っ飛ばされ地面に体を強く打ちつけてしまった。
「痛ってェ…」
「一旦退却だ!」
俺達は一度エリア8で態勢を立て直そうとエリア8へ向かった。
エリア8には溶岩の川が流れており、エリア7とはくらべものにならない暑さである。
クーラードリンクの効果も半減させられ、効果が切れると体力がどんどん削られていく。
「今のうちに回復しておけよ。それで消臭玉は持ってきてるか?」
「いや、持ってきてません」
「じゃぁ俺の残ってる9つを皆で分けよう」
俺とミラが3つずつ受け取り、空牙さんも残りは3つになった。
「レイはレックスと一緒に使うんだ」
「わかったニャ」
「とりあえずこれで支給品が届くまで持つだろう」
俺達は消臭玉をポーチにしまい、クーラードリンクを取り出し一気に飲み干した。
ひと段落ついたのも束の間。
ブラキディオスはエリア8にやってきた。
「よし、じゃあやるか!」
「ハイ!」
________________________________
モンスター紹介
砕竜ブラキディオス

ごく最近になって存在を知られるようになった新種の大型竜。獣竜種に分類される。
黒曜石を含有する光沢をもつ群青色の外殻と大きく発達した前脚、
そして角のように突き出た頭殻が特徴。
大型モンスターの中では比較的小柄で、獣竜種にしては体格は細身。
しかし性格は非常に獰猛で、動けなくなった相手に対しても追撃の手を緩めないほど攻撃的。
食性は肉食で、リノプロスやポポ、アプトノスなどを捕食する。
ウロコトルやアグナコトルなどの縄張りに平然と侵入し、排除に乗り出したこれらのモンスターを
逆に返り討ちにしたという事例もある。
また、細身だからかフットワークが軽く、獣竜種にしては稀に見る軽快な動きを取る。
前述の通り、前脚の発達が著しいが、その進化の方針は他の竜とは大きく異なり、
「翼」や「歩脚」としてではなく、「腕」として発達している。
逆に他のモンスターであれば発達している場合が多い指や爪が退化しており、
まるで鉄柱のような形状に進化している。
この前脚を使い、殴りつける攻撃を得意とする。「殴る」という行為も竜にしては非常に珍しい。
前脚や頭殻には緑色のゲル状の物質が大量に付着しているが、これは一種の粘菌であるらしい。
この粘菌は獲物や地形に付着すると徐々に緑から黄色へ、黄色から赤へと変色し、
最終的には大爆発を引き起こすという危険な代物。
ちなみに爆発するまでの時間はおよそ5秒。
これによりブラキディオスの前脚による攻撃は打撃と爆撃の二段構えとなっている。
因みにブラキディオスの唾液にはこの粘菌を活性化させる成分が含まれており、
交戦中に隙を見つけては腕を舐めまわして粘菌を活性化させ、それから殴りかかる。
また、地面に粘菌を付着させる事でトラップとして使う事もある。
ブラキディオスが興奮すると、それに呼応するように粘菌も活性化して黄色く変色する。
この状態の場合は殴ると同時に爆発するため、一撃一撃がとてつもない破壊力と攻撃範囲を誇る。
また、頭角を地面に突き立てる事で粘菌を地下に送り込み、離れた場所や一定の範囲を爆破する事も可能。
悉くを爆砕して暴れるその姿から、ギルドでは「砕竜」と呼ぶ事もある。

