ご機嫌MAX | とある変人の狩猟生活

とある変人の狩猟生活

こんな魔境に来るなんて。
物好きがいたもんだ。

弁論原稿を書き上げ機嫌が超いいので小説書く。

神の再臨は未だクリアできてません。下手糞なので。

まぁその内前編と後編に分けて更新しようかと。

そういえば前にギルカ見せるって言ったけど結局見せてませんでしたね・・・

神の再臨をクリアしてから紹介しますね。

前回のあらすじ

・レックスは怪我して動けません。

・リオレウスは空牙とミラの活躍により、かなり弱ってます。

・シアンは未だに意識不明。
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Monster Hunter Another Ⅱ 第8話 天空の王者【後編】

――――――その頃Rexは

「ふあぁぁぁ…暇…」

目が覚めると既に日が傾き始めていた。

丘が赤に染まり、綺麗な景色が一層綺麗になる。

だがその赤の中に紅があった。

「―――! あれは…リオレウス!」

リオレウスはキャンプの上を通過していった。

「確か向こうは狩場じゃなかったような…。まぁいいや行ってみよ。傷もだいぶ癒えたし」

「レックスさん」

「シアン!もう動いて大丈夫なのか?」

「ハイ。何とか」

「よし、それじゃシアンも向こうに行ってみるか?」

「ハイ。是非!」

俺達はリオレウスが飛び去った方向へ向かった。

「この辺かな…」

そこには大きな穴が開いていた。

「おぉレックス。お前も来てたのか?」

声のした方を見ると空牙さんとミラがいた。

「あ、空牙さんも来てたんですか?」

「あぁ。というかお前とシアン、火傷は大丈夫なのか?」

「ハイ。もうだいぶ良くなってます」

「そうか。それは良かった」

「で、リオレウスはこの穴の中ですかね?」

「そのようだな。行ってみるか」

空牙さんはそう言うと穴の中へジャンプした。

「俺達も行くか」

「えぇ!?飛び降りるの!?」

「だってそれしか方法がないだろ。な?シアン」

シアンの方を見るとシアンはロープを取り出していた。

「これで降りられますよ」

「よかった~これで降りられるね!」

「そうだな」

俺達はロープを使って下まで降りた。

「空牙さん!」

「シッ、見つかるぞ!」

「あ、すみません」

「ここはどうやら火竜の巣らしいな。アレを見ろ」

「「かっわいぃ~」」

ミラとシアンが口をそろえて言った。

ミラが指差している方を見るとそこには火竜の幼体がいた。

「成程。だからここは狩場に指定されてないのか」

「帰りましょうか」

「そうだな」

「あたし達もそれがいいと思う」

「同じくです」

「全員一致だな」

そうして帰ろうとした瞬間。視界が緑に変わった。

「「「「!!!!」」」」

――――――それは正しく雌火竜リオレイア。

リオレイアはこちらに気付いたが構わずにリオレウスの元に向かった。大きな顎には腐食した肉が銜えられていた。

リオレイアはそれを小さな火竜の元へ置いた。

小さな火竜達はその肉にかぶりついていた。

――――――スッ

空牙さんが立ち上がった。何をする気だろう。

「空牙さんあぶな――――――」

言い切る前に空牙さんはリオレウスの元へ向かった。

リオレウスもこちらに気付いたようだが敵意がないと悟ったのか襲ってくることはなかった。

「俺達も行こう」

「うん」

「ハイ」

俺達もリオレウスのもとに駆け寄った。

リオレウスは「グルル…」と鳴き、姿勢を下げた。

「乗れってことか?」

俺と空牙さんはリオレウスの背中に乗った。

するとリオレウスは空へ舞い上がった。

「お…おぉ!凄い!」

風を斬ってリオレウスは空を翔る。

やがてリオレウスは森丘全体が見渡せるまでに上昇した。

「レックス、下を見てみろ」

「?」

俺は空牙さんに言われた通り下を見た。

「! これは!」

「そう、小型モンスターが全く見当たらないんだ」

「このリオレウスは剛種じゃなくて単に気が立ってたんじゃないだろうか」

「どういうことですか?」

「リオレウスは何か強大な力を察し、気が立っている。小型モンスターはその何かにおびえて出てきてないんじゃないか?さらに小型モンスターがいなくなったから火竜達は餌に困ってるんだ」

「と…いうことは…」

「あぁ、恐らく近くに古龍が潜んでいる」

「断言しちゃうんですね…」

「あぁ。おそらく間違いないだろう。そうとわかればじっとしてはいられないな」

「古龍を探すんですか?」

「いや、今日はひとまず帰ろう。準備を整えてからまたしっかりここには来よう」

リオレウスは俺達が状況を理解しているのを悟ったのだろう。徐々に高度を落としていく。

数十秒後。俺達は穴の中へ戻った。事情をミラとシアンに話すと快く了解してくれた。

小さな火竜の中でも一番小さな一匹はどうやら空を飛ぶ練習をしているようだ。

俺達はありったけのこんがり肉を火竜の巣へ置いていった。

「それじゃあ、必ずまた来るから!」

言葉など通じるはずもないのにリオレウスは「グオォ」と鳴き声で答えてくれた。