誰も待ってないってね。
ごめんなさい。
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Monster Hunter Another 第47話 新たなる地
タンジアの港を発ってから一週間。
さすがにこの船旅にも飽きてきた。
気晴らしに甲板へ行くとそこには空牙さんがいた。
「空牙さんも気晴らしですか?」
俺の存在に気付いた空牙さんは海を眺めたままこう答えた。
「い、いや。俺はちょっと船酔いがな…オエッ」
空牙さん、海は駄目なのかと心の中で思いながら今一番気になっている事を質問した。
「空牙さん。向こうにはどんなモンスターがいるんですか?」
「向こうにはな、残念ながら獣竜種や海竜種は今のところ確認されてないんだ」
「そうなんですか…」
「まぁそう肩を落とすな。向こうには強力な飛竜がいるからな」
「強力な…飛竜…」
俺は思わず息をのんだ。
今まで数回飛竜を狩猟したことがあるがどれも手強かった。
それよりも手強い飛竜と聞くだけで武者震いが止まらない。
「俺…なんかワクワクしてきました!」
「レックス。お前も立派な狩人になったな」
「なんか言いました?」
「…いや、なんでもない!それより向こうに陸が見えてきたぞ」
空牙さんが指差している咆哮には確かに陸があった。
「ということは…やっと着いたんですね!」
「あぁ、これで長い長い船旅も終わりだ」
(空牙さん嬉しそうだな…)
「それじゃ俺はミラを呼んできます」
「あぁ頼む」
俺はそう言って甲板から降り、ミラの部屋に向かった。
ミラの部屋は俺の部屋の隣にある。
軽くノックし「レックスだ」と伝えると「どうぞー」と返事がした。
ドアを開けるとすぐそこにミラがいた。
「あ、ミラそろそろつくぞ。レイは?」
「あ、ホント?じゃぁすぐ行くね。レイならそこで寝てるよ」
ミラの傍には寝息を立て寝ているレイがいた。
「おいレイ起きろ。もう着くぞ」
「ニャ…」
レイは寝ぼけてその辺をうろうろしている。
「レックス、あたし先行くよ?」
「あぁわかった」
俺はレイを抱き上げ、ミラについていった。
―――それから数分後
「やっと着きましたね空牙さん」
「あぁ実に長かった…。さ、気持ちを切り替えるぞ!一休みしたら出発だ!」
それから30分くらいの休憩を取り、俺達はアプトノスの荷車に乗った。
「それじゃよろしくお願いします!」
「おぉ任せとけ!」
アプトノスの荷車は気のいいおじさんがアプトノスを操っている。
荷車に揺られること丸1日。
特にモンスターに襲われることもなく俺達は無事ドンドルマに着いた。
「おじさん!有難うございました!」
「いいっていいって。俺もこっちに用があったんでな。それにしても今日は騒がしいな」
「確かに。この前とは少し雰囲気が違うな」
「何かあったんでしょうか…」
「まぁ問題はないだろう。それよりギルドの本部へ行って来よう」
「はい…」
―――数分後
コンコン。
「誰じゃ?」
「空牙です」
「おぉ待っておったぞ。入ってこい」
ドアを開けそこにいたのは大柄な竜人族の男。
竜人族は年を重ねると身長が小さくなる傾向がある。
しかし千年に一度大長老のような身長の高い竜人族が生まれる。
「お久しぶりです大長老」
「は、初めまして!レックスと申します!こ、これからよろしくお願いします!」
「話には聞いておるぞ。レックス殿、ミラ殿。先日は古龍を討伐されたとかなんだとか」
「あ、ハイ。まぁ」
「そんなことより大長老。そとがなんだか騒がしいですね」
「あぁ実はなハンターの間で古龍の噂が流れとるんじゃ」
「古龍ですか!!??」
つい声が大きくなってしまった。
「す、すみません」
「まぁ驚くことも無理はなかろう。相手は古龍じゃからな」
それから数分話した後俺とミラ、レイは各自用意されていた借家に帰った。
さすがドンドルマ。村と違い、家も立派だ。
空牙さんは長老と話があるというので後で合流することになった。
「ミラ、どうする?街をみて回るか?」
「いいねそれ!よし、それじゃレッツゴー☆」
そういう訳で俺達は街を見て回ることになった。
やっぱりドンドルマは広い。一通り見て回るだけで夕方になってしまった。
「やっぱり広いなドンドルマは」
「うん。もうあたしヘトヘト~」
「もう歩けニャいニャ~」
「もう各自借家に戻ろう」
「そうしよっか」
こうして俺達は借家に戻った。
―――翌日
「空牙さん。もどってきてたんですね!」
「あぁ、それよりも早速依頼が届いてるぞ。雪山でドドブランゴの狩猟だ」
「わかりました!」
ドドブランゴ一頭の狩猟。この狩猟が俺達の運命を変えるとは誰も思っていなかっただろう。
第一期 完
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