12月23日、まさにクリスマス本番と年末年始の準備が重なる「バイヤーが最も熱くなる時期」ですね。この時期にバイヤーが気合を入れて増発注(追加発注)し、かつ**「これは買いだ」**と言える「本当にいいもの」を、プロの視点からいくつかピックアップします。
バイヤーがこの時期に量を確保するのは、単に売れるからだけでなく、**「この時期にしか入らない最高品質」や「大量仕入れによるコストパフォーマンス」**が狙えるからです。
1. 「旬」が爆発しているプレミアムフルーツ
冬のこの時期、日本のフルーツは贈答用として最高品質のものが市場に集まります。バイヤーは「外さない味」を求めて、特定のブランドを大量確保します。
* 紅まどんな(柑橘): 12月中下旬がまさにピーク。ゼリーのような食感と言われるこの柑橘は、バイヤーが真っ先に確保に動く逸品です。
* あまおう・スカイベリー(苺): クリスマスケーキ需要で大量に出回りますが、実はこの時期の「特大粒」は非常に糖度が高く、自分へのご褒美としても最高です。
2. 流通の力を活かした「ブランド和牛(すき焼き用)」
年末の「すき焼き・しゃぶしゃぶ」需要に向けて、百貨店や高級スーパーのバイヤーは数ヶ月前から牧場と交渉し、最高ランク(A5など)の個体を一括で確保します。
* ここがいい: 年末は回転が非常に早いため、常に「切りたて」の鮮度が良い状態の肉が店頭に並びます。
* 狙い目: 個体識別番号が表示されている「松阪牛」や「米沢牛」などのブランド牛。大量発注により、普段より少しお得な盛り合わせパックが出ることが多いです。
3. 急速冷凍技術を駆使した「冷凍デリ・ローストビーフ」
最近の冷凍技術は凄まじく、バイヤーは「年末の物流混乱」を避けるために、あらかじめプロの味を凍らせた「高級冷凍食品」を大量に仕込みます。
* ホテルクオリティのローストビーフ: 低温調理後に急速冷凍されたものは、解凍するだけで高級レストランの味になります。
* ここがいい: 保存が利くため、バイヤーも「在庫を切らしたくない」という心理で良いものを揃えます。
4. 職人のこだわりが詰まった「特選かまぼこ」
普段の100円〜200円のものとは別次元の、1本1,000円以上する「特選」クラスのかまぼこです。
* ここがいい: この時期、老舗メーカー(小田原の鈴廣など)は「グチ」や「オキギス」などの高級魚の配合比率を上げた、歯ごたえ(弾力)が全く違う特別な版を製造します。
* チェックポイント: 「天然塩使用」「化学調味料無添加」などの表記があるものは、バイヤーがこだわって選んだ「いいもの」の証です。
5. 欧州直輸入の「シャンパン・スパークリングワイン」
お祝いシーズンに向けて、バイヤーはフランスのシャンパーニュ地方などから直輸入枠を増やします。
* シャンパンセット: 単品で買うよりも、バイヤーがセレクトした「金賞受賞セット」などは、1本あたりの単価が劇的に下がっており、質も担保されています。
💡 賢い買い物のコツ:バイヤーの「本気」を見抜く
スーパーやデパートで、**「バイヤー一押し!」や「○ヶ月前から予約・確保しました」**というPOP(張り紙)がついているものは、単なる宣伝ではなく、本当に良いロットを確保するためにバイヤーが走り回った証拠です。
ちなみに、もうクリスマスのディナーや、お正月のメイン食材(カニや肉など)は決まっていますか?もしまだなら、**「失敗しないカニの見分け方」や「美味しいローストビーフの解凍アルゴリズム」**などもお伝えできますよ!