テレビ等で目に付いた馬鹿を指摘します。

すでに2・3ヶ月前(あるいはもっと)になるのですが、
国会議員の江田けんじ、
けんじの字が分からない。
ググればすぐに分かるけど、調べる気にならないのでご勘弁を。

さて、彼のTVタックルでのご発言。

江田氏「しかしね、あなた方は予算を組み替えてどうするこうするいってたんだから、そりゃこういうことを(子ども手当、高速道路無料化、暫定税率廃止)や りたければ、予算を組んでやればよかったんだけどね。ですから(政府負債が)1000兆円に膨れ上がったということはそういうことです。それから日本の金融資産って個人が1500兆、銀行や生保まで入れると5600兆あるんですよ。ただ、この数字が意味あるのではなくて、大体これ経済の常識として資産と負債の差額が余裕があるかどうか。それが日銀によると250兆円余裕があるんです。金融資産は純資産は、仮に250兆ありましたら44兆の新規国債を発効しているんだから、まあ5年は大丈夫(注:44兆×5ということだと思います)ということです。だけどこういう理論は(政府与党に)ないんです。大変だという理論も無いし余裕があるというわけではないのだけれども、数年は大丈夫だから早く景気を良くしましょうといっているわけです。」

いやぁ、あまりの馬鹿発言に書き起こしてくれている人がいました。
って、これ、適当にググって出てきたブログからコピーしたのですが、
三橋先生のブログが引用元じゃないすか!
ありがたいやら馬鹿すぎるやら・・・(発言が)

そういえば、読んだ記憶がある!

こうなると筆者の出番は無いという気もしますが、
筆者のような経済一般人(知識が)でも、分かるように指摘できれば、
と、気を取り直して続けます。


さて、この発言、
最初の方はもう何を言ってるのか意味不明ですが、
これ以前のやり取りが分かると理解できるのかもしれない。
無理だと思うが。

で、5600兆云々、以降の部分。

資産が無い人はお金を貸すことが出来ません。
財布が空っぽならお金を貸しようがありません。
なので、筆者のような経済に疎い者なら、
「手元にある現金が250兆ならそれ以上貸す事は出来ないのか、なるほど」
と思っちゃうこともありそうですが、

手元にあるのは、250兆ではなく5600兆のほうなのです!


今、ポケットに5600円持ってる人がいます。
しかし彼は5350円借金があります。
毎月100円づつ返済しなければなりません。

彼が借金を頼まれたときに、貸せる限度ははいくらでしょう?

上の場合お金を貸すことの出来る理論的限度は、当然5600円でしょう。

5350円の返済のために、それだけは残しておきたいと言う場合もあるでしょうが、
返済期限が明日に迫っていると言うような類のものではありません。

返済は返済で月々行っていけば良いのです。

「返済日までに100円だけは返してね」って事でしょう。

しかし、江田理論ではその資産と借金の差額250円しか貸せない、となります。

仮に借金が6000円あったとしても、有り金全部、5600円まで貸すことが出来ます。
この時余裕は250円どころかマイナスです。

江田理論では、関係ありそうで何の関係もない数字を関係付けて述べているため、
一瞬立ち止まって考えなければ、「ほう、そうなのか」
と、思ってしまう事もありそうな感じの馬鹿発言です。

たちが悪いですね。

もう十分だとも思いますが、もう少し続けます。


資産と負債の差額を、ここでは「江田理論の余裕」と名づけます。
(普通は「純資産」と呼ばれます)
日本全体では、これが250兆な訳です。

この「江田理論の余裕」ですが、
そもそも、これはどこから生じるのか?

お金を借りる人がいれば、そのお金を貸す人がいる。
この時生じる負債額と資産額は当然同額です。

それを日本中で合計しても、やっぱり常に同額になります。

つまり日本全体の「江田理論の余裕」は常に0になるのです。

しかしながら現実には250兆と言う数字になっている。

もうお分かりかもしれませんが、「江田理論の余裕」の正体は、
日本が「外国」に貸しているお金です。
正確には、日本が外国に借りているお金と貸しているお金の差額です。

ですから、国内に限ってみれば「江田理論の余裕」は、
正確に0になります。
1円の誤差も無く0になります。

「江田理論の余裕」と言うのは、元々0で当然なのです。

で、日本政府が国債を発行したとします。
仮に100兆円としましょう。

100兆円の国債発行というのは、日本政府が100兆円借金をしたってことですが、
発行した瞬間、誰かが100兆円貸してます。

借金総額である5350兆は5450兆になりますが、
資産総額も5700兆になります。
その差額「江田理論の余裕」は変わらず250兆です。

「江田理論」で国債発行限度とされる250兆は、
なんと、国債を発行しても減らないのです。

もちろん、外国から借りれば、「江田理論の余裕」は減っていきます。
が、先に述べたように、マイナスに落ち込んでも国債は発行できます。

・日本全体の「江田理論の余裕」(純資産)はマイナスでも国債は発行できる
・日本全体の「江田理論の余裕」(純資産)は国債を発行しても減らない

以上の2点から「江田理論」が完全に破綻していることが分かります。

破綻と言うか、「江田理論」が国債発行とは何の関係もない事、
全く意味の無いうわごとに近い物だとお分かりいただけただろうか。



この馬鹿理論、
江田けんじは誰かに教えてもらったのか、自分で思いついたのか、
哀れなほどの馬鹿発言だ。
しかし、テレビに出演してるだけでも、その信頼感は圧倒的で、
加えて、本人は国会議員だ。
100万単位の国民がこの番組を見て、それなりの割合で、
「ほう、そうなのか」
と、思い込んでしまう。

テレビの持つ威力はすさまじい。
マスコミの流布する嘘・間違い・故意の捏造は、それに気づいた者がひたすら指摘するしかない。


三橋先生や渡邉先生はそのために必死で活動されている。
筆者が知るだけで、他に何人も活動されているが、
これらの方々はマスコミだけでなく、
経済学や経済学者の馬鹿理論とも戦っている。
大変な活動だと思う。
そして時間が限られている。

時間が限られているのに終わりも無い。
言葉は完全に矛盾してるが。

筆者の述べる事は所詮上記の先生方の受け売り・コピーでしかないが、
彼らが大きな幹であるとするならば、
僕は小さな枝として、さらに末端の葉っぱに受け売り・コピーを伝えて行く。

小さな枝なので、ついてる葉っぱは非常に少ないが、
歩みは止めない。