先の参議院選挙で自民党が勝利し、衆参国会のねじれは解消された。
自民党は今後、国家の運営においてかなりの自由を得た。
誰でも分かっていた事だが・・・。
政権の座に着く事によって、
自らの無能を証明した民主党に足を引っ張られる事はなくなった。
しかし、ここに至っても多くの懸念がある。
日本を取り戻すと言って選挙を戦ってきた安倍総理だが、
日本に明らかにマイナスしかないことも実行しようとしている。
そして、それらはアメリカにプラスになる事ばかりだったりする。
以前述べたこともあるが、第三の矢として推進されようとしている、
成長戦略はデフレ推進策である物が多い。
アメリカには日本でデフレが続くことを望む者が多くいるのだ。
そして、消費税増税。
これまでの空白の20年が空白の40年になったとしても不思議の無い愚策である。
さらに、TPP。
TPP自体はアメリカのためにもならないのだが、
これまでアメリカの99%から利益を吸い上げてきた、
アメリカの1%がTPPを望んでいるのだ。
TPPは、
アメリカ(の1%)の、
アメリカ(の1%)による、
アメリカ(の1%)のための条約なのだ。
日本では1%にも満たないが、TPPで儲かる、TPPを望む連中は国内にもいる。
しかし、99%が大変な被害をこうむることになる。
消費税増税にしろ、お馬鹿な規制緩和にしろ、
あくまで日本国内の問題であり、
日本人が考え直せば、やり直しは可能だ。
が、TPPは国際条約であるため、
やり直しは非常な困難を伴う。
江戸時代末期、
幕末と呼ばれる時期に、日本は多くの国と不平等条約を結んでしまった。
最終的にこれらの条約が解消されるまでには、
日清戦争・日露戦争における勝利が日本の発言力を圧倒的に高めたが、
それでも、40年の年月を必要としたのだ。
これらの条約は、二国間条約でしかなかったのに。
TPPは現在11カ国により交渉がなされている多国間条約である。
日本がどれほど損をすることになっても、
その解消は、まず、不可能だ。
単純に脱退と言う可能性もあるとは思うが、
どれほどのペナルティーを払わされることになるのか・・・。
さて、TPPの事を関税を無くす条約だと思っている方も多いのではないかと思う。
もちろん関税も含まれるが、
TPPとは、グローバルスタンダードの名の下に、
アメリカンスタンダードを日本に押し付ける条約である。
非関税障壁であるとされれば、日本の主権が確実に毀損される事になる。
日本では車は右ハンドルであるが、
そのせいで左ハンドル(グローバルスタンダード)の車が売れないと見なされれば、
賠償金を払わされた上に、
日本全体で左側通行を強制されることにもなりかねないのだ。
すでに、アメリカは軽自動車が非関税障壁であるとして、
軽自動車の優遇を無くすように日本に要求してきている。
日本の医療は、テレビや新聞では、あれこれ改善すべき点を上げて、
批判されることが多いが、
現実には、世界最高のシステムだ。
日本では、ほとんど誰でもが世界最高水準の医療を受けることが出来るのだ。
が、これも、グローバルスタンダードの名の下に、
自由診療が許されるようになれば、
お金の無い者は、治療法があるにもかかわらず、
死ぬしかないと言う状況になり得る。
それは、仕方が無い、と考える方もおられると思う。
金持ちが、大金を払ってそれに見合う治療を受けても良いじゃないかと。
その事自体は筆者も否定はしない。
ただ、日本のシステムは、出来る限り、全ての国民に、等しく、
最高の医療を提供しようとする物なのだ。
そして、自由診療の解禁は、医者の立場からは非常につらい物となる。
医者は貧乏人に対して、
「治療法はあるが、お金が無いのならば死んでください」
と、告知しなければならなくなる。
そして、治療法があるにもかかわらず、
死んでゆく患者を看取らなければならなくなるのだ。
患者の支払い能力に応じた医療をずっと続けてきた、
アメリカ人の医者には当たり前のことでも、
これまで出来る限りの治療をしてきた、
多くの日本人の医者には耐えられないのではないだろうか。
厚労省が認めた新薬・新治療法は、
保険適用となり、
非常に安価で、誰でもがその恩恵に浴する事が出来るのだ。
いろいろ問題がある事は事実だろう。
認可自体に非常に時間がかかると言うのも事実だろう。
しかし、それでも現状の日本の医療システムは世界最高なのだ。
TPPは、この最高のシステムを根底から破壊することのできる物だ。
話がそれるが、
悪い部分があるから、根底から作り直す、
と言うのは、みんなの党や維新の会が好むレトリックである。
悪いところだけを改善すれば良いのじゃないか?
ぜひとも、彼らの話を気をつけて聞いてみて欲しい。
たった、二つの例を挙げただけだが、
TPPがどれほど恐ろしい威力を持っているか、
ご理解いただけただろうか。
そして、これは規制緩和にも繋がっている。
規制緩和の名の下に、自由診療が許可されても同じことだ。
そして、規制から解き放たれた製薬会社や医療機器メーカーは、
”自由な”価格で新薬や最新医療器具を売ることが出来るようになるのだ。
規制から開放されれば自由になるが、
そのほとんどは個々の国民の自由ではない。
企業が自由に、好き勝手にできると言うことだ。
ほとんどの規制は、企業から消費者を保護するために存在する。
”規制”と言うと、どうしても不自由な印象を持ってしまうが、
”規制”によって、日本国民は守られているのだ。
また、話がそれてしまったが、
国内法による規制緩和であれば、やり直しはできる。
が、TPPによる強制は、やり直しがほとんど不可能なのだ。
世界最古の歴史を誇る日本に根付いた日本固有の、独特の文化、
意識せずに、日本人はその文化の中で生活している。
戦後、日本人は自ら進んでこの文化の多くを放棄し破壊してきた。
2000年間、日本社会を根底から支えてきた、大家族制はもはや日本に存在しない。
明治以降、日本経済の要であった終身雇用制もなし崩しになろうとしている。
TPPは日本の文化を破壊し、止めを刺す、
最後で最大の爆弾となり得る。
グローバルスタンダードを採用すれば、現状よりも改善される点がある、
と言う議論であれば問題はない。
が、ただ、グローバルスタンダードだから変えなければならない、
と言う議論は聞くに値しない。
グローバルよりもはるかに優れた日本標準はいくらでもあるのだ。
ガラパゴスで何が悪い?
自民党は今後、国家の運営においてかなりの自由を得た。
誰でも分かっていた事だが・・・。
政権の座に着く事によって、
自らの無能を証明した民主党に足を引っ張られる事はなくなった。
しかし、ここに至っても多くの懸念がある。
日本を取り戻すと言って選挙を戦ってきた安倍総理だが、
日本に明らかにマイナスしかないことも実行しようとしている。
そして、それらはアメリカにプラスになる事ばかりだったりする。
以前述べたこともあるが、第三の矢として推進されようとしている、
成長戦略はデフレ推進策である物が多い。
アメリカには日本でデフレが続くことを望む者が多くいるのだ。
そして、消費税増税。
これまでの空白の20年が空白の40年になったとしても不思議の無い愚策である。
さらに、TPP。
TPP自体はアメリカのためにもならないのだが、
これまでアメリカの99%から利益を吸い上げてきた、
アメリカの1%がTPPを望んでいるのだ。
TPPは、
アメリカ(の1%)の、
アメリカ(の1%)による、
アメリカ(の1%)のための条約なのだ。
日本では1%にも満たないが、TPPで儲かる、TPPを望む連中は国内にもいる。
しかし、99%が大変な被害をこうむることになる。
消費税増税にしろ、お馬鹿な規制緩和にしろ、
あくまで日本国内の問題であり、
日本人が考え直せば、やり直しは可能だ。
が、TPPは国際条約であるため、
やり直しは非常な困難を伴う。
江戸時代末期、
幕末と呼ばれる時期に、日本は多くの国と不平等条約を結んでしまった。
最終的にこれらの条約が解消されるまでには、
日清戦争・日露戦争における勝利が日本の発言力を圧倒的に高めたが、
それでも、40年の年月を必要としたのだ。
これらの条約は、二国間条約でしかなかったのに。
TPPは現在11カ国により交渉がなされている多国間条約である。
日本がどれほど損をすることになっても、
その解消は、まず、不可能だ。
単純に脱退と言う可能性もあるとは思うが、
どれほどのペナルティーを払わされることになるのか・・・。
さて、TPPの事を関税を無くす条約だと思っている方も多いのではないかと思う。
もちろん関税も含まれるが、
TPPとは、グローバルスタンダードの名の下に、
アメリカンスタンダードを日本に押し付ける条約である。
非関税障壁であるとされれば、日本の主権が確実に毀損される事になる。
日本では車は右ハンドルであるが、
そのせいで左ハンドル(グローバルスタンダード)の車が売れないと見なされれば、
賠償金を払わされた上に、
日本全体で左側通行を強制されることにもなりかねないのだ。
すでに、アメリカは軽自動車が非関税障壁であるとして、
軽自動車の優遇を無くすように日本に要求してきている。
日本の医療は、テレビや新聞では、あれこれ改善すべき点を上げて、
批判されることが多いが、
現実には、世界最高のシステムだ。
日本では、ほとんど誰でもが世界最高水準の医療を受けることが出来るのだ。
が、これも、グローバルスタンダードの名の下に、
自由診療が許されるようになれば、
お金の無い者は、治療法があるにもかかわらず、
死ぬしかないと言う状況になり得る。
それは、仕方が無い、と考える方もおられると思う。
金持ちが、大金を払ってそれに見合う治療を受けても良いじゃないかと。
その事自体は筆者も否定はしない。
ただ、日本のシステムは、出来る限り、全ての国民に、等しく、
最高の医療を提供しようとする物なのだ。
そして、自由診療の解禁は、医者の立場からは非常につらい物となる。
医者は貧乏人に対して、
「治療法はあるが、お金が無いのならば死んでください」
と、告知しなければならなくなる。
そして、治療法があるにもかかわらず、
死んでゆく患者を看取らなければならなくなるのだ。
患者の支払い能力に応じた医療をずっと続けてきた、
アメリカ人の医者には当たり前のことでも、
これまで出来る限りの治療をしてきた、
多くの日本人の医者には耐えられないのではないだろうか。
厚労省が認めた新薬・新治療法は、
保険適用となり、
非常に安価で、誰でもがその恩恵に浴する事が出来るのだ。
いろいろ問題がある事は事実だろう。
認可自体に非常に時間がかかると言うのも事実だろう。
しかし、それでも現状の日本の医療システムは世界最高なのだ。
TPPは、この最高のシステムを根底から破壊することのできる物だ。
話がそれるが、
悪い部分があるから、根底から作り直す、
と言うのは、みんなの党や維新の会が好むレトリックである。
悪いところだけを改善すれば良いのじゃないか?
ぜひとも、彼らの話を気をつけて聞いてみて欲しい。
たった、二つの例を挙げただけだが、
TPPがどれほど恐ろしい威力を持っているか、
ご理解いただけただろうか。
そして、これは規制緩和にも繋がっている。
規制緩和の名の下に、自由診療が許可されても同じことだ。
そして、規制から解き放たれた製薬会社や医療機器メーカーは、
”自由な”価格で新薬や最新医療器具を売ることが出来るようになるのだ。
規制から開放されれば自由になるが、
そのほとんどは個々の国民の自由ではない。
企業が自由に、好き勝手にできると言うことだ。
ほとんどの規制は、企業から消費者を保護するために存在する。
”規制”と言うと、どうしても不自由な印象を持ってしまうが、
”規制”によって、日本国民は守られているのだ。
また、話がそれてしまったが、
国内法による規制緩和であれば、やり直しはできる。
が、TPPによる強制は、やり直しがほとんど不可能なのだ。
世界最古の歴史を誇る日本に根付いた日本固有の、独特の文化、
意識せずに、日本人はその文化の中で生活している。
戦後、日本人は自ら進んでこの文化の多くを放棄し破壊してきた。
2000年間、日本社会を根底から支えてきた、大家族制はもはや日本に存在しない。
明治以降、日本経済の要であった終身雇用制もなし崩しになろうとしている。
TPPは日本の文化を破壊し、止めを刺す、
最後で最大の爆弾となり得る。
グローバルスタンダードを採用すれば、現状よりも改善される点がある、
と言う議論であれば問題はない。
が、ただ、グローバルスタンダードだから変えなければならない、
と言う議論は聞くに値しない。
グローバルよりもはるかに優れた日本標準はいくらでもあるのだ。
ガラパゴスで何が悪い?