私は知りませんでした。
大徳寺の目の前にあるお店で
漆器などのお店なのかと思いお店にはいりました。
どどーんと、漆の木がおいてあり、樹液を出し終えた漆の木、そして漆を塗っていく工程がわかりやすく展示されていました。
それに見入っていたら店員の方が優しく説明を始めてくださり、ここは金継ぎのお店という事を知りました。
金継ぎというのは、壊れたものを漆を用いて修復し、手を加えて新しいものに生まれ変わらせるもの
大量生産、大量消費の中で昔ながらの職人が作り出すものはだんだんと衰退している今、
時短で簡単に出来る科学素材を使うのではなく
時間と手間をかけて天然の素材、漆を使って修復したものは
体にも優しくそして長く使うことが出来る
漆を乾燥させる室(むろ)というものを特別に見せていただきました。
温度や湿度を常に管理された最高の環境で乾燥させていきます。
漆を塗っては乾燥させ、又塗っては乾燥させ、それを繰り返し、磨き上げていくとあの美しく輝く漆が出来上がるのです。
漆を扱う方はやはり漆に一度かぶれて全身かぶれるのを体験し、それを乗り越えて作業されているとの事
本当に頭が下がります。
金継ぎという壊れたものを修復するだけにとどまらず新しい命を生み出す、その精神が素晴らしいなと心打たれました
京都と東京にも体験できる教室があるそうですよ
プライドをもった職人ってかっこいい
平安堂京都