お仕事で京都に来たので
大徳寺というお寺の中にある黄梅院に行ってきました
1年に1度10日間のみ公開される黄梅院
ここは、お茶をこよなく愛した織田信長が、お父さんの追悼のためお茶室を作り(千利休の師である武野紹鴎好みの茶室「昨夢軒」)、信長の死後、豊臣秀吉が増築した場所で、ここのお庭は、千利休が作庭しています。
ここに入る受付で
「ここから先は、写真撮影が禁止されていますのでどうぞごゆっくりご覧ください」
と言われて中に入った。
携帯写真で残すことが出来なく、
身体の五感で感じ取るしかないという気合が入り、どこかわくわくゾクゾクしながら入った。
何かあれば写真を撮り、凄いと思えば写真に撮り、案内の文章があればとりあえず写真に撮っていた自分が、
身体全身で味わうことをしていなかったことに改めて感じた。
とにかく見て感じて、空気を感じて、時代を感じて、いにしえ人の想いを感じた。
便利な世の中も大事だけれど、肌で感じる感性のなんと貴重なひと時であろうか。
携帯を止められてはじめて、いかに携帯に頼っていた自分を知った。
千利休の果てしない美意識を
そして時代を重ねて大事にされてきた、お茶文化を堪能した。
院内で素敵な言葉に出会った
お寺の方が書かれたものと思われます⬇️
大乱の中、歳月をくぐり抜けてきた文化遺産を
目の当たりになさいます時、
温故知新と申しますか
多くの方々によって伝承されてきた
重みを感じとりいただけましたら
一木一草達も喜んでるものと存じます
己の一つ一つも後世に残るものと肝に銘じた時
生きることの意味が見えてくると存じます
うおーっ!素敵
一番奥の茶室は撮影が大丈夫だったので
お茶をいただきました
倉庫に眠っていたらしい猫の置物が本物のようで
いつの時代のものか不明だそうです〜
お抹茶
角田香勢園
ひきたて抹茶の販売店です
京福嵐山駅から徒歩2分 |