冬のフリートーク2017 その1 | 銀橋Weekly

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宝塚歌劇研究者、銀橋のアカデミックでミーハーな宝塚ブログ。

 
今年最初の遠征は宙組宝塚大劇場公演です。
 
2月17日(金)13時公演を観劇します。
 
宙組遠征は2014年12月以来で、少しご無沙汰してしまいましたがやっとスケジュールを合わせることができました。
 
実咲凜音の退団公演ということもあり、随分前から有給を取る準備をして何とか実現しました。
 
彼女が退団するという実感が未だにありません。
 
宝塚歌劇で実咲凜音の歌声を聴けなくなる日が来る。
今はまだ信じられなくても、残された観劇をいつも通り大切にしたいと思います。
 
 
 
 
「HOT EYES」を映像でも観て凄いなと思うのは、どんなに盛り上がって客席の手拍子も熱く、パワフルなコーラスが響いていても、実咲凜音のソロは何にもかき消されずしっかりと歌詞まで聴こえるということ。
 
気合いとか音量とかそういうことだけではないような気がします。
 
歌声の響き方の質が違うのと、1人1人の心に届けようとする意志にずば抜けた技術が伴っている点にあるのだと思います。
 
 
 
 
「HOT EYES」といえばオープニングの主題歌に入る直前、真風涼帆が銀橋上手で決めポーズをする時に銀橋につく右足の角度、ラインがとてつもなくツボです。
 
美しいのと力強いのがどうにもたまらなくて、ひざまずくまでのプロセスだけを何度もリピートしています。
 
もちろん体全体のシルエットも最高なのですが、私的にはとにかく右足です。
 
どこを見ているのかと思われるかもしれませんが、真風涼帆があそこでビシッと決めないと主題歌には入れないと思うので、絶対重要なのです。
 
 
 
 
スカステで望海風斗のキャトルレーヴ宣伝部長を楽しく見させてもらいました。
 
真面目に一生懸命、「宣伝部長」としての役目を果たしているのですが、ファン目線で気持ちが入りすぎてテンション高い瞬間があるのがすごく面白かったです。
 
あと1人でしゃべり続けると妙に面白い方向に突き進む傾向があり、今後もスカイステージなどで1人語りする番組、コーナーをもっと見てみたいです。
 
 
 
 
宙組遠征の翌日、18日(土)は初の中日劇場へ。
雪組11時公演を観劇します。
 
恥ずかしながら今まで中日劇場にはご縁がありませんでした。
 
東京からだと大劇場や博多座よりも近いので、何となく「いつかは行ける」と思っていたら友の会抽選も毎回落選し続け、やっと今回観劇の機会を得ることに。
 
幼稚園時代を過ごした場所なので、名古屋は私のふるさとの1つ。
 
出張では何度か行っていたのですが、中日劇場閉館前に遠征できるのは本当に嬉しいです。
 
「星逢一夜」「Greatest HITS!」、いずれも演出がかなり変わっていると聞いています。
詳細情報は入れずに、再演とは捉えず新たな気持ちで観劇したいと思います。
 
 
ちなみに幼稚園卒園後は大阪吹田市の小学校へ(家は千里でした)。
勝手ながら妃海風とご縁を感じています。
 
 
 
 
おでんで好きな具は大根とちくわです。
味がしみる具が好きでして。
 
ちなみに共感されない自信まであるのですが、「2日目の〜」シリーズ(カレー、鍋、おでん・・・)で私が好きなのは天ぷら。
 
もちろん揚げたてのカラッとしたのも好きですが、2日目のしなっとした天ぷらを、レンジでさらにしんなりさせてポン酢or塩で食べるのがずっと病みつきで、これは弟も一緒です。
 
 
 
 
月組が不足しています。
 
美弥るりか、宇月颯、輝月ゆうま・・・最後に劇場で観劇してからだいぶ経ち、カラッカラに渇いてきました。
 
美弥るりかのブリドリ+NEXTで潤ったのもつかの間、結局見てしまったが故にすぐに、さらに渇いてしまうのです。
 
ですがもうすぐ東京公演で出会えます。
新生月組の船出もしっかりと応援いたします。
 
 
 
 
宙組の次の遠征は星組宝塚大劇場公演。
 
3月11日(土)11時公演を観劇します。
本気で初日(10日)を狙ったのですが、もちろん落選。
 
それでも2日目に当たったのは奇跡だと感謝しています。
 
「スカーレット・ピンパーネル」は私にとってかなり大きな、思い出に残る作品です。
 
(将来振り返れば今の私もたいして変わらないと思いますが)安蘭けい×遠野あすかの星組時代、私は視野が狭くとにかくこの2人のエリザベートが観たいと切望していました。
 
2人には絶対にエリザをと思っていました。
 
なのに2人の大劇場3作目は日本初演の海外ミュージカル。
大作とは言うものの未知の作品が果たしてどうなるのだろうかと思いながら大劇場公演へ。
 
幕間、ファンになってはじめて「おそらく、自分は歴史的な現場にいるんだ」と自覚しました。
 
スカピンで良かったのです、いや、スカピン「が」良かったのです、このトップコンビと当時の星組には。
 
 
スカステで安蘭けい×紅ゆずるの対談を見て、いよいよ始まるんだなと思いました。
 
絶対に大変です、今の星組をもってしても相当高いハードルでしょう。
 
しかしこの作品は登れない山、渡れない川、数多の障壁を乗り越える物語。
 
初演でも星組は何か大きな壁を乗り越えた、あるいは突き破ったのです。
 
新生星組にも成し遂げられると信じています。
 
誰よりも「できない」を「できる」にした男役、紅ゆずるが率いる星組ですから。