はい、サンキュー！！
【その日】
というのは突然やってくる。
コロナ感染者数も減少し世間的に明るい兆しが出てきた2021年12月。
久しぶりに年末年始を実家に帰省することになった。
お盆、正月は親戚一同で和歌山県すさみ町江住にある親父たちの実家に集まり顔を合わす。
正月はイズスミという魚のすき焼きや鍋をつつくの恒例となっていた。
2021年→2022年の年末年始は久しぶりに親戚一同集まることが決まってて、めちゃくちゃ楽しみにしてた。
その江住にある親父たちの実家には親父の兄貴夫婦が住んでいる。
わかる人にわかると思うが親父の兄貴というのはマムシの兄弟の兄貴である。
左がマムシの弟（テツボウおじさんの親父）
右がマムシの兄貴
12/30に帰省し実家に帰る前に江住に寄り、挨拶。
マムシの兄貴の息子家族が帰省してるのも知ってたから一緒に酒を飲む。
マムシの兄貴は近年病気がちで一緒に酒を飲むことはなかったけど、久しぶりの江住の雰囲気というか空気感が心地良かったが、嫁さんからそろそろ帰るでと言われ、後ろ髪を引かれながらも実家に帰ることに。
『増平くん（マムシの兄貴の名前）帰るわ！また年明けに』
『おう』と手を上げて返事をしてくれた。
2022年元旦
早朝からランニング
ランニングが終わり息子を朝散歩に連れていく。
散歩してると嫁さんから電話。
『もしもし』
と電話に出ると嫁さんから
『増平さん亡くなったって』
突然のことで何がどうなったかわからず急いで戻る。
母親に状況を聞くと
12/31の夜に体調悪くなって救急車で運ばれて入院することになったけど、本人も意識はしっかりしてたとのことで、テツボウおじさんの母親や親父にも入院したことの連絡も12/31には無かった。
そして元旦の朝の電話で亡くなったことを知ることになる。
元旦の昼頃に増平くんが江住の家に帰ってくるということなので、親父、母親と一緒に江住に向かった。
昔から増平くんが寝てる畳の部屋に増平くんが寝ている。
いつもと違うのはもう起きてこないということ。
マムシの兄弟もサッカーを愛し
サッカー一家と言っても過言ではないほどサッカーを中心の生活。
お互いに小学生のサッカーチームの指導者でもあった。
増平くんは大阪で中宮JSCというサッカーチームで指導者を。
弟の増次は和歌山で潮岬スポーツ少年団というサッカーチームで指導者を。
春休みにはその中宮JSCが和歌山にやってきて交流試合。
その交流試合でできた中宮JSCの友達とは今でも繋がっている。
この写真は大阪での交流試合
※写真右はテツボウおじさんの同級生
小学生の頃、増平くんの息子（テツボウおじさんの3つ上）もサッカーをしてたのでお盆と正月は江住の小学校でサッカーの練習。
テツボウおじさんはこの練習が嫌いで嫌いで。笑
絶対勝てない3つ上の従兄弟との1vs1。
よくサッカーが嫌いにならへんかったなと思う。笑
そこから時を経て
テツボウおじさんが阪南大学で試合にやっと出れるようになった4回生。
リーグ戦を観にきてくれたり、いつも結果を気にしてくれてた増平くん。
「尾花家からプロサッカー選手を出すんや。」とみんなの期待を勝手に背負って目指してたプロサッカー選手になれへんくて、正月帰省した際
「プロになられへんくて申し訳なかった。」
と伝えたときに
『お前が頑張って大学の試合出てくれただけでも十分や』
と言ってくれた。
ありがとう。
人は2回死ぬと聞く
肉体の死
それと
人々の記憶から故人が忘れられたとき
1/1の元旦に亡くなった増平くんのことは忘れることはない。
これからも1/1に集まって、思い出しながら酒を飲む。
最後までかっこ良し。
ありがとう。
2/18
四十九日
テツボウcap
子ども用もあるで。
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