２０年前、入院した５日後に他界した母。
葬儀も終わり、ふと思ったことです。
これから、
なんのために生きようかと。
母との二人暮らしが１０年を過ぎて、
お付き合いをしている男性もいなかった当時の私。
母とは姉妹のような、という訳でなかったけれど（笑）、
よくケンカもしたけど、
暢気に自由に伸び伸びと快適に二人で暮らしていました。
アッという間の母との別れを受け入れることは辛くて、
自分の世界に入っていった、そんな気がします。
バブルの時代にゼネコンで働いたこともあって、
経済的に当時は余裕がありました。
生活する為に働く必要性は低かったです。
あくまでも当時のこと。。。（笑）
子供の頃に願っていたことは全て叶って満足。
欲しいものは持っていたし、いつでも買える状態。
目標、というものが全然、ありませんでした。
これから何のために、
何を目標に生きていけばいんだろう。
何をしても充実感というものが感じられず、
何かしたい、やってみたいとワクワクするような思いも起こらず。
余生のように感じる時間が始まりました。
眠っていたようにも感じる時間から
目が覚めていったのは私の場合は少しずつでしたが、
今、また生きていることの喜びを感じて毎日を過ごしています。
同じようなご経験をされて、
目覚めるきっかけを待っていらっしゃるのなら、
是非一度、お目にかかれたらと思います。
その悲しみの先にあるもの、
そこを見てみたい、そう思うことから始めてみませんか？
風はとても冷たいけど、
今日は太陽の陽ざしがいつもより暖かく感じられます。
