猫には色が分かるのか | 獣医とノルウェージャンフォレストキャット マリアの腎臓闘病生活

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今年で4歳を迎えた我が家の愛猫マリアについてのブログです。若くして腎臓病になった我が子にしてあげられる事を書き記していきます。獣医師として同じ境遇に置かれた猫ちゃん、又は飼い主様の心の支えになれればと思います。

猫ちゃんって色が見えてるのか疑問に思うことがありますよね⭐︎

通常、眼球から入る情報は網膜で捉えられ、視覚情報として脳に伝達されます。
この時に情報は、大まかに「明るさ」と「色」に分類されています。

網膜には錐体細胞桿体細胞というものが存在しており前者が「」、後者が「明るさ」を捉えています。

僕たち人間は網膜の中心部にこの錐体細胞(色を感じる細胞)が多く分布しているために色識別に優れているのですが、猫ちゃんでは桿体細胞(明るさを感じる細胞)が割合として多いために色の識別能力が低いとされています。

昔は色が全くわからないと言われていましたが最近の調査では色が分かるという考えに傾いてきています。
ただ何色が分かるなどはまだ統一見解ではありません。

一度猫ちゃんの体に乗り移ってその世界を見てみたいものですね

人でも温度を視覚で感じ取れるなど特殊な能力を持っている人がいたり、魚は原色数が4だったりと言われているので、僕たちの常識では考えられない度肝を抜かれるような視野が広がっているかもしれませんよね
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