爪とぎの種類 選び方と対策2 | 獣医とノルウェージャンフォレストキャット マリアの腎臓闘病生活

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今年で4歳を迎えた我が家の愛猫マリアについてのブログです。若くして腎臓病になった我が子にしてあげられる事を書き記していきます。獣医師として同じ境遇に置かれた猫ちゃん、又は飼い主様の心の支えになれればと思います。

前回からの続き(リンクはこちら)になります。

話してみて次に多いのが「一種類しか爪とぎを試していない場合」です。
一発目にお気に入りの爪とぎ場所を用意できればそれに越したことはないのですが、必ずしもそうとは限りません。用意したものが気に入らなければ他の場所で爪をとぐことになりますし、すでに他の場所(家具や柱など)で爪をとぐようになってしまってる場合はそれを上回る爪とぎ場所を用意しないと希望の場所ではしてくれないのです

布や木、段ボールなど色々な素材を試すといいと思います。
また形状もすごく大切で床に直置きの物や固定できるもの、立てかけるものなど様々なものがあるのでそれも根気強く色々挑戦してみてください

この時に、すでに爪とぎをされて困っている固定の場所があるのであれば同じ素材や形状を選ぶとうまくいきやすいです。
例えば家の柱でガリガリされてる場合は、木製で立てかけるタイプの爪とぎを選ぶと良いでしょう。
ただしこれだけだと、目的の場所でしてくれるようになっても今までの場所でもするままかもしれません。ここまでしてようやく保護シートや匂いのするスプレーなどの出番なのです。他に爪とぎ場所のない状態で使用するグッズではないのです。
今までの爪とぎ場所で爪とぎ行為をしづらいように、また希望の場所にはマタタビなどを利用してよりお気に入りにしてみるのもいいと思います。

どうでしょう?参考になりましたでしょうか。
ここまでやってもダメなら…諦めましょう
猫ちゃんと生活するのはそういうことなのかもしれません
仮に家具がボロボロになってもそれを上回る可愛さがあるはずなのでそれで乗り越えてあげてください。

ちなみに僕の家のソファーは爪とぎされてボロボロです
色々試してもこうなるケースもあるのだと知っておいていただければ 笑
なんか急に説得力のない記事になってしまいましたが

※抜爪手術やキャップの装着などについては今回は割愛させていただきます。
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