当院では血液検査の際に項目として、
CBC(全血球計算)
Alb ALT ALKP Tcho Glu BUN Cre
を測定します。
この時のマリアの異常値が
BUN:48.2↑mg/dl Cre:2.7↑mg/dl
この時のマリアの異常値が
BUN:48.2↑mg/dl Cre:2.7↑mg/dl
でした。
明らかに腎臓の数値がおかしかったため、
①エイズ白血病検査(2F検査)、②総蛋白(TP)と③電解質(Na K Cl Ca P)
を追加で調べました。
①エイズ白血病検査については念のためです。免疫力の低下するこれらの病気ではFIPなどの発症が起こりやすくなる場合があるからです。
結果はエイズも白血病も陰性でした。
②TPとは主にAlb(アルブミン)とGlb(グロブリン)を足したものです。
TP=Alb+Glb (細かくはフィブリノゲンも含まれる)
感染症などの炎症時にはGlbのみが上昇するため、TPが高いのにALBがそこまで高くないという組み合わせになります。この場合は感染症などを疑っていくのです。
※TP Alb両方が高い時は脱水を疑います。
※院内でGlbのみを測定することができないのでこのように引き算という方法をとります。
ここでいう感染症といえばやはり。。。あやしいのはFIPですよね。
この日のマリアは
TP:7.5mg.dl Alb:3.6mg/dl 引き算してGlb=3.9mg/dl
特に問題ではありませんでした。
③電解質については腎臓からの吸収・排泄バランスを崩すことで乱れることが多いためにチェックしました。
結果は
Na:159↑mmol/l K:4.9↑mmol/l Cl:121↑mmol/l
明らかに腎臓の数値がおかしかったため、
①エイズ白血病検査(2F検査)、②総蛋白(TP)と③電解質(Na K Cl Ca P)
を追加で調べました。
①エイズ白血病検査については念のためです。免疫力の低下するこれらの病気ではFIPなどの発症が起こりやすくなる場合があるからです。
結果はエイズも白血病も陰性でした。
②TPとは主にAlb(アルブミン)とGlb(グロブリン)を足したものです。
TP=Alb+Glb (細かくはフィブリノゲンも含まれる)
感染症などの炎症時にはGlbのみが上昇するため、TPが高いのにALBがそこまで高くないという組み合わせになります。この場合は感染症などを疑っていくのです。
※TP Alb両方が高い時は脱水を疑います。
※院内でGlbのみを測定することができないのでこのように引き算という方法をとります。
ここでいう感染症といえばやはり。。。あやしいのはFIPですよね。
この日のマリアは
TP:7.5mg.dl Alb:3.6mg/dl 引き算してGlb=3.9mg/dl
特に問題ではありませんでした。
③電解質については腎臓からの吸収・排泄バランスを崩すことで乱れることが多いためにチェックしました。
結果は
Na:159↑mmol/l K:4.9↑mmol/l Cl:121↑mmol/l
Ca:13.9↑mmol/l P:5.0mmol/l
ほぼほぼ高値でした。
原因はいろいろ考えられました。
ただやみくもに鑑別リストを増やしても混乱するだけなのでまずは明らかに存在する脱水の補正をしてからの再検査としたのです。
ここから点滴の日々が始まりました。