エチレングリコールのお話 | 獣医とノルウェージャンフォレストキャット マリアの腎臓闘病生活

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今年で4歳を迎えた我が家の愛猫マリアについてのブログです。若くして腎臓病になった我が子にしてあげられる事を書き記していきます。獣医師として同じ境遇に置かれた猫ちゃん、又は飼い主様の心の支えになれればと思います。

引き続き診断医のとの会話で登場したエチレングリコールのお話です。

このエチレングリコール、聞いたことはありますでしょうか?
不凍液などとして用いられる2価アルコールで、僕達の生活でも結構身近にあるんです。

温度が下がっても氷りにくいので、エンジンやアイスノンなどの冷却袋や保冷剤などに使用されています。

エチレングリコールは体に入ると毒性の高い物質に代謝されていまいます。
そしてターゲットになるのが腎臓。
これもユリと同じく要注意なんです。

それでも、そんなものたべないでしょ?

と思われるかもしれませんが、このエチレングリコール、とても甘いらしいです。
猫の味覚に関してはまた別途お話ししますが、この甘さから口にしてしまう子が少なくはないのです。

皆さん、保冷剤などは猫ちゃんの前に出しっぱなしにしないよう、くれぐれも気をつけてあげてくださいねガーン
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