お話をしたとしても、書面として送ってくれることと診断が変わることはまずありません。
ただ、先生と話をすることで、「昔似たようなものを見たことがあってその子はこれが原因でしたよ。」とか「報告書に書くほどの自信はなかったけど、個人的にはこれが怪しいと思うよ。」とか「この検査もしてみてはどうでしょう?」など、
生の声を聞くことでより検査が有意義なものになる場合があるのです。
もちろんこれは僕達検査を依頼する側が依頼報告書に情報を書ききれていなかったり、伝わりにくい文面だったりすることが原因だったりもするのですが…
診断医の先生と話をして新しく得た情報としては
ノルウェージャンフォレストキャットはFIPがとても多いので、肉芽腫性腎炎については今後要注意とのこと。
このため、組織生検(針で刺して細胞を引っ張るのではなく、組織を切り取る検査)は体の侵襲性を考えると少しリスクがあがること。
※FIPは麻酔やストレスなど体に負担がかかると強く発症する場合がある。
他、可能性があるとすれば、レプトスピラ、ユリ、エチレングリコールなど。
アミロイドーシスについては、UPCが異常ないこと考えると可能性はかなり低いとのこと。
でした。
新しい情報が得られたのでこれをもとに少し鑑別を組み直して考えることが出来そうです。
今日ズラズラと出てきた病気についてはまた別のところで説明させていただきます。