韓国ドラマ「大丈夫、愛だ」の感想です。
前回の続きです。
今回は、ネタバレ含みます
(ネタバレなしの感想はこちら)
さてさて、このドラマを見た私の第一目的が、
ド・ギョンスだったので、
今回は、その点について、熱く語ろうかな
まず、このドラマを見て、
一瞬にして、ド・ギョンスに度肝を抜かれた理由・・・
この人と、
この人が同一人物なのだから
もちろん、
「4年の間に、大人になった」とか、
「人物設定の違い」
とかもあるのでしょうが・・・
なんか、たまに、いますよね。
その俳優さんのキャラ自体が際立っていて、
例えば、「何を演じても、キムタクはキムタク」みたいな。
(↑悪い意味ではありません。それはそれで、すごいこと。)
ド・ギョンスは、その真逆
何を演じても、その登場人物にしか見えないのがすごすぎる~
いわゆる、「カメレオン俳優」タイプなのかな~
だから、声を大にして言いたい
このドラマ、
「ド・ギョンスに、愛だ」(笑)
私は、臨床心理士の仕事をしているので、
常日頃から、精神疾患の方々と接する機会が多く、
ガンウの初登場シーンから、
「あ~、これは、幻覚(の自分)だろうな~」
とわかってしまったのですが。。
今思い返せば、
どこか、現実にそぐわないような、突飛な登場の仕方とか。
わざとらしい、大げさな言動だとか。
それでいて、自由で繊細な感情表現の数々が、
「ガンウ=ジェヨル」と気づかせたのだとしたら・・・
ド・ギョンスは、
とんでもない演技力の持ち主だな
と思ってしまいました。
まぁ、もうちょっと、冷静に、
プロの視点から言わせて頂けるのならば。
精神疾患の症状とはいえ、
まぁ、こんなに、わかりやすく、
幻覚と共に行動をするのは、
レアケースとは思います。
でも、脳内でのやりとりとか、
幻覚に対して、実際に行動してしまうとか、
そういう意味では、あり得るレベルの描き方です。
つまり、これ以上、大げさな演技にしたら、
「ただのドラマの演出でしょあり得ないでしょ
」
と思っちゃうだろうし・・・
だからと言って、
これ以上、抑えた演技にしたら、
「症状と言っても、大したことないのね~」
などと誤解され、実際の患者さんの世界の見え方、
つまり、リアルに幻覚を感じて、信じてしまう苦悩を、
伝えきれなかったと思うし・・・
もちろん、監督や演出家の意図するところでしょうが、
そのギリギリの線のところを、
ド・ギョンスは、見事に演じ切りましたね
いずれにしても、「100日の朗君様」の後に見ると、
「大丈夫、愛だ」が初ドラマ出演とは到底思えないですよ~
ド・ギョンスが気になる方、
「カメレオン俳優」をお探しの方に、オススメのドラマです
もちろん、その他の俳優やストーリーもすごかったですよ。
(ド・ギョンスのついで、みたいな感じで申し訳ないですが)
それは、次回に続きます