タイトルの小説を読んだ。
2年前に渡辺謙の主演で映画化されている作品だそうで、そういった予備知識もなく読んだ。
ウィキペディアで調べたら、渡辺謙が映画『SAYURI 』の撮影中に立ち寄ったハリウッドの書店でこの本を見て、過去に自身が味わった白血病 の闘病生活を重ね合わせ、内容に対し深く感動し、原作者に映画化を熱望する手紙を直接送り、映画化されることになったとのこと。
内容は一言で言えば、若年性アルツハイマー病にかかった50歳の会社員が、病気と闘いながらも不治の病という運命に逆らえず、自分の残された時間と向き合って生きる、みたいな話。
通勤帰りのバスの中で、この小説の最後の部分を読み終えて、不覚にも(?)涙がほろりと流れてしまった。
最後のシーン・・・、
主人公の会社員が妻に行く先も告げずに、若き日の思い出の場所へでかけ、
その帰り道に、夫を探しにきた妻とバッタリ行き合ったのだが、
夫の口から出た言葉は、初めて出会う相手に対するものだった・・・。
自分の妻の記憶さえ容赦なく消えてしまったというところで終わり。
小説とはいえ、現実味のある内容だったわけで、
考えさせられることが多かったなぁ・・・