Ghidraの操作メモ - Navigationメニュー(その2) - | reverse-eg-mal-memoのブログ

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サイバーセキュリティに関して、あれこれとメモするという、チラシの裏的存在。
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アナリストが目印をつけておいた場所へジャンプする機能です。

重要な場所だけに目印を付けておくことで、使いようによっては結構使えるのではないでしょうか。

 

●マウスなどでレンジ指定していた箇所にジャンプする。

レンジ指定している段階で大分絞られているんだから、別に普通にスクロールで見れば良くね?
レンジ指定した中で、さらに移動する場合に利用します。
特に、Decompile側で選択した場合、Listing側は歯抜けで選択状態になることが多く、その間で移動する場合につかうんじゃないかなー・・・と。
操作方法は、レンジを指定した状態で現在のカーソルよりも下に移動する場合は「Next Selected Range」、上に移動する場合は「Previous Selected Range」です。
ショートカットが「Ctrl + Right Brace」となっていてなんじゃこれ?と思いググッたら、"}"らしいです。
まあ、マウスでクリックしたらすぐにレンジ解除されちゃうので使えなくなりますが。

●アナリストがハイライトを指定していた箇所にジャンプする。

ハイライトを指定した位置へジャンプする機能です。
重要な位置にハイライトしておけば、関数内での移動であれば結構便利なんじゃないかと思います。
同様の機能で、カラーを設定した位置へジャンプする機能もあります。
違いは、「ハイライト」で設定したか、「カラー」で設定しただけです(そのまんま)。
・・・うーん、これはナゼ分けたか若干謎ではあるけど。
なお、カラーへのジャンプでは、カラー設定されている場所へ飛ぶため、色を指定して飛ぶことはできないようです。
 
ジャンプの方法は、レンジの場合と同様で、メニューで選択するかショートカットで。
カラーの場合はショートカットでのジャンプが定義されていないので、メニューからだけですね。
 
ハイライトの設定は、Listing画面でレンジを設定して右クリックし、「Program Highlight」 → 「Entire Selection」(2つめ以降は「Add Selection」で追加)をクリックすると、デフォルトカラーなら背景が薄い黄色になります。消去する場合は、「Program Highlight」 → 「Clear」で。
カラーの設定も同様で、Listing画面でレンジを設定して右クリックし、「Colors」 → 「Set Coloer」でダイアログが表示され、色を選択してOKをクリックすると、背景が選択した色になります。消去する場合は、「Colors」 → 「Clear Color」で。
 
ハイライト設定例: