●Data Type Preview
データの型と、それに格納されているデータの表示例の模様。
・・・うーん、使うかな?コレ。
●Decompile
解析対象のアセンブラコードに対応するCコードを表示します。
また、選択したListingのアセンブラコードに対応したCコードをマークアップ表示します。
逆に、選択したCコードに対応したListingのアセンブラコードをマークアップ表示します。
個人的には、今回このツールで最も優れた機能だと思っています。というかこれは凄い。これを無料で使えるとか、頭おかしいんじゃないかというくらい凄い。
アセンブラコードで見るより、やはりCコードで見たほうが、何をしようとしているか把握しやすいです。
それだけならまだしも、相互にコードの関係性が見れるのが凄い。例えば、Cコードで大まかに把握して、if文の中身でやっている処理はアセンブラでは実際どうなのか、といった見方も可能となります。
実際に、ListingとDecompileの画面を並べたものがこちら。
画像は範囲選択の場合ですが、カーソルで選択すると、その変数に対応した部分だけを表示することもあります。
ブログの画面ではどうしても小さくなってしましますが、画像のようにアセンブラのコードとCコードの対応が取られます。
C言語が分かる解析者なら、解析が随分捗るんじゃないかと思います。
●Defined Data
分析の結果、パラメータが格納されていると判断されたアドレス、データの型と値を表示します。
参照されるだけの定義値のほか、スタティック変数の格納領域も含まれているようにも見えます。
(ヘルプを読みましたが、そこはイマイチ確信が持てないという。)
解析時に、定義値を確認するために使うことはありそうです。
デバッガ機能があり、動的にここが変更されるのであれば、使いようによっては大きな威力を発揮しそうなのですがね。