中日新聞2014/2/2記事参照
「心の病、周囲が支え 津でシンポ」
若者の自殺対処策話し合う
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若者の心の問題を話し合ったシンポジウム=津市の県立看護大学で
若者の自殺や心の問題への対処策を話し合うシンポジウムが1日、津市夢が丘の三重県立看護大で開かれた。
県立看護大と県立こころの医療センターが連携協定を交わして、1年になることを記念して開催。「若者のメンタルヘルス・ファーストエイド」と題し、保健師や精神看護の専門家、救命救急医ら4人が現状や取り組みを報告した。
県が運営する自殺対策情報センターの保健師は、県内の自殺者数は年間400人前後で推移し、近年は全国と同じく若年層の自殺者が増加傾向にあると指摘。自殺を思い悩む人に適切に声を掛け、見守る人たちの存在が重要だとして「友人や家族をはじめ、さまざまなネットワークで支えることが必要」と話した。
精神看護学を専門とする大学教員は「思春期は心の動きが複雑で、病的なものとの境界が見えづらい」としながらも、自傷行為や度重なる体調不良の訴えなどの異変を見逃さず、家族や学校を交えた話し合いや、専門医への受診を呼び掛けた。 (加藤弘二)
【コメント】
ひとりで悩まないことがキーワドであると思います。
周囲との関係が希薄になりつつある今、
こうした取り組みが大切なのではないでしょうか。