それは言い換えれば、日常の「ながら」の中に音楽があるということだ。
でもたまにはソファに寝そべって、
スピーカーから流れる音楽に浸りたいもの。
それはこの時代ではとても裕福で贅沢な時間の使い方なのかもしれない。
少しボリュームを高めにセットし、
バーンスタインのブルックナー9番をかける。
僕の部屋の中に、
混じりっ気のないウィーンフィルサウンドがアウトプットされる。
それはまるで空気の中に溶け込んでいくようで・・・
ゆったりとしたバーンスタインのブル9は、
まさに僕を贅沢な時間へと導いてくれているようだ。