)
2008年、ハイファイブのブルーノート公演。
この頃のぼくは、ブライダルビジネスのひとつの形を完成しつつあった。
色んなことが見えてきて、数年ごとの構想がしっかりと確率されていた。
しかし残念ながらぼくはその構想をまっとうする事ができなかった。
今、久々に2008年のハイファイブを聴くと、
当時思い描いていたぼくのブライダルビジネスへの想いが蘇ってくる。
姫路という地域はブライダルビジネスには不向きであると言われる。
それはオシャレで素敵な式場が少ないというところ。
神戸や大阪のような激しい競争をしている訳ではないので、
どちらかと言えばおっとりした空気が流れている地域だと思う。
ぼくは、そんな姫路の中で何ができるかを懸命に考えていた。
きっと姫路らしい結婚式という答えがあるんじゃないかと・・・。
でもそれはよくよく考えてみれば、業者側のエゴにすぎない。
お2人は姫路らしさなんて求めてなくて、自分らしさを求められる。
あれから7年がたち、ぼくの考え方も変化してきた。
今は地域活性化を掲げていたあの頃と違い、もう少しニュートラルだ。
お2人の想う結婚式をヒアリングし、ぼくなりに提案し、
そして費用もできるだけ抑えていく。
ただそれだけのことなんじゃないかと思うようになった。
シンプルイズベストだ。
ぼくが力を入れるところは地域活性化ではなくて、
司会、音響、カメラマン、美容・・・・という種々のブライダルアイテムの
クオリティを姫路の中でナンバーワンにすることだ。
それがぼくのお2人に対する答えであり、敬意であると思っている。