という訳で、日曜日は前から一度体験してみたかった「0秒レモンサワー」の店に冷やかし半分で行ってきた(笑)
立川にはこの手のシステムの店が何軒かあるのだが、白木屋以外は何故か焼肉系。
そして昼飲み出来るのが南口の庄やのビルに入ってる「ときわ亭」のみで、土日は12時からやっており、おのずと一択となった。
で、口開け直後の12時ちょい過ぎに入店すると店内ノーゲス。席はどこでもどうぞとの事で奥の方の空間にある2人掛けテーブル席に陣取る。
オーダーは基本タブレットなのだが、最初は店員のおねぇさんが来て初めてかどうか訊かれ、初めてと言うと色々と親切に説明してくれる。
0秒レモンサワー60分550円を利用する場合、先にシロップ2種を選ぶとの事で「ド真ん中レモン」と「つぶつぶ贅沢レモン」を選んだ。
そしてフードは最初のオーダーのみというホルモンの大盛りを勧められるのだが、一応当初から狙いを付けていた仙台塩ホルモン439円をオーダー。
そして以後のオーダーはタブレットでとの事で、これまた下調べ段階で決めていた牛すじ煮込み439円をオーダー。
が、下調べ段階では知らなかったお通しでおかわり自由のキャベツ363円が付いてたのがうれしい誤算!
肉系ばっかだと野菜が食べたくなるんで、当初もろきゅうでも頼もうかと思っていたのでなんかめっちゃ得した気分。
そしていよいよ0秒レモンサワー初体験。
と、その前に仕組みを簡単に説明すると、テーブルの下に無造作にビールサーバーとガスボンベとチューハイの樽が置いてあり、テーブルに設置されたビアタワーと繋がっているという、ごく単純なモノ。
ある意味超絶に潔い行為だが(笑)、内装も含めてこの辺は割り切ってるんだろうな。
で、氷を入れたジョッキとアイスペールに入った氷とシロップ2種をおねぇさんが持ってきてくれて、早速レモン型のハンドルを倒してジョッキにチューハイを注ぎ、シロップを入れて一気にゴクゴクと頂く。
そしてまたハンドルを倒してチューハイを注いでゴクゴク。が、この時点てはさほど感動というか、なんというか、グッと来るモノは無かった。
シロップは、ド真ん中はちと甘めだったので、ほぼつぶつぶのみで頂いたが、よく考えたら梅もあったので一つそっちにすれば良かったかなと。
そして塩ホルモンと牛すじ煮込みが登場。
牛すじは、想像以上に肉がゴロゴロ入っててビックリ!そして旨い!
焼肉屋にとって牛すじは、本来捨てるところなので、ある意味原価ゼロ。
普通の居酒屋じゃこの値段では絶対出せない感じ。
そして塩ホルモンなのだが、量はホントに一人前(一般的には70g)くらいだったが、値段からすれば問題ナシ。
そして焼いてみてビックリ!!!
煙が残すことなく全て換気ダクトに吸い込まれていくではないか!!!
ホルモンなので多少の煙と匂い移りは覚悟してたのだが、全くの杞憂でした。
焼いてる量が少ないからというのもあったが、コレは快適だな。
そして塩ホルモン、ガチで旨い!!!
コレもこの値段なら納得だな。
ちなみにかなり良く焼いた方が旨かったかな。
そして肉を焼きつつ牛すじ、キャベツを頂きつつレモンサワーをゴクゴクゴクゴク。
と次第に調子が出てめちゃめちゃ快適に感じつつ、コレ、とんでもなく独り飲みに向いてるシステムだなと思い始めた。
まず、何より俺くらい飲む人間だと一回の飲みで酒代だけで1,500円くらいは掛かっちゃう。
前日の「やぶ砂」でも大瓶ビール700円に日本酒二合450円×2=900円の都合1,600円だったし。
それがたった550円で済むなんて超ありがたい。
更に普通に飲み放題だといちいちオーダーしなきゃだし、待つのもかったるいし、氷がたっぷり入って薄くて量が少ないのが出されるしであまり良い印象は無いのだが、コレだと飲んだらオーダーも待ちも無く即注げば良いし、注ぎたてなんで炭酸もバッチリだし、氷多め、少なめも自在だし、ある意味自宅で飲むよりよっぽど楽チン。
更に「焼肉」というのがまた相性が抜群に良い!
というのも、食材としてというより、焼きながら食べるというそのスタイルで、レモンサワーも即注ぎたてが飲め、肉も焼き立てを食べられるという事で、コレもかなり快適。
牛すじ煮込みもめっちゃ旨かったが、やっぱどんどん冷めてっちゃうんでね。
更に焼肉も複数人だと、俺なんか特にだけど、ほぼ確実に焼き手になるんで全然ゆっくり出来ない。
それが独りだと完全に自分のペースで焼いて喰えるんで超絶快適。
0秒レモンサワー&焼肉ってひょっとしたら「独り飲みの桃源郷」なのかもしれないな。
それくらい俺には超絶快適だった。
そして60分を待たずに50分でおひらきにしたが、超満足。
ホントに単純に飲み食いだけするんならもうココ一択でも良いとまで思えた。
それくらい久々に飲食で衝撃を受けまくったのであった!!!
チューハイの樽は概ね10Lで5,000円くらいなので1Lで500円と、俺くらい飲む人間ならぶっちゃけ原価割れなのだが、飲み放題の原理と同じで団体で利益を上げているのかと思われる。
あと、以前バイトしてた焼肉屋もそうだったのだが、食べ放題がある事でロスをかなり軽減出来るのも強みかと。
そして元々焼肉屋はキッチンでの調理が少ないんで人件費が安く抑えられるのだが、更にドリンクのオーダー取らなくて良いし、タブレットだし、更に人件費が抑えられているモノと思われる。
とりあえず玉河再開まで日曜日は毎回ココでイイな、マジメなハナシ。
ちなみに滞在中は俺以外ノーゲスで更に快適でした(笑)
とまあ、店を利用した感想は以上で、冷やかしどころか見事にノックアウトされちゃったのだが(笑)、もう一つオソロシイ事にも気づく。
こんな事をやられたら個人店は逆立ちしたって敵わないなと。
よほど魅力が無いと行かないよな。
俺が玉河に行くのは、主に店の雰囲気が大好きだからなんだけど、そういうのが無かったらホント絶対勝てない。
そしていずれ酒場を再開しようと思っている俺自身、かなりショックを受けたのであった…
ホントオソロシイ世の中になったよな。
なんでも値上がりの一方なのに、飲食だけは主に大手は値上げしないどころか、こんな安い商売するんだもんなぁ。
まあ、自分が店やるまでは、バッチリ恩恵を享受させて頂こうっと(笑)